ECHAのHPにSCIPについて情報が掲載されました

欧州化学品庁(ECHA)HPのNewsにSCIPが掲載

2020年2月17日に欧州化学品庁(ECHA)HPのNewsにSCIPについての記事が掲載されました。ヘッダーには、 Towards circular economy: test our database to track harmful chemicals in products とあります。今回発表されたデータベースは、テスト環境であってどんなふうに動くのかをユーザーが試せるもののようです。
SCIPについては、年初に「今年(2020年)の成形品化学物質管理に関して」と題した記事の中で言及しています。
再掲になりますが、SCIPは、 Substances of Concern In articles as such or in complex objects (Products) の略です。
これは、廃棄物枠組み指令( Waste Framework Directive (WFD) )が昨年改正され、成形品というか製品中のSVHC(成形品中で0.1wt%以上)を欧州化学品庁(ECHA)に報告する(というかDatabaseに入れる)という義務が2021年の1月5日から発生します。

重要:今回発表されたDatabaseは、プロトタイプで本番のものではありません

今回発表されたデータベースは、前述したようにテスト環境です。データは、最後には消されると書いてあります。
ですので、一般の人は情報を知っていればいいだけで何かする必要があるかと言えばありません。
実際には欧州に上市する人々が使うデータベースになるはずです。ですが、成形品というか製品中のSVHC(成形品中で0.1wt%以上)を含んでいる場合の情報は、欧州域内に輸出している人は求められると思います。

欧州へ製品を輸出する場合は、より情報要求が厳しくなると予想される

このような義務が課せられる欧州域内の生産者や輸入者は、より必要な情報の入手を得るべく海外の取引先への情報要求を行うことになるでしょう。従って、欧州に製品を輸出している企業の方々には、従来以上にSVHCの確認が必要になる可能性があります。
まだ、規制施行前ですし、本番のデータベースのリリースは年末近くになるようですから、それまでは情報入手を怠らないことで対応していただくのが良いと思います。