化学物質の情報入手に有用なサイト(その5:J-CHECK NITE再び)

化審法のデータベース J-CHECK

J-CHECKは、以前に紹介したNITEの中にある化審法データベースです。NITEの紹介の時はCHRIPしか紹介していませんでしたが、今回紹介するJ-CHECK以外にも化審法、化管法などの法律関係、パンフレットや講演要旨などたくさんの資料やツールが載っています。また化学物質管理以外の項目、バイオテクノロジーや計測などの適合性試験なども載っています。
話がそれました。J-CHECKは、先に述べた通り、日本の化審法で登録されている化学物質に関するデータベースです。第1種特定化学物質、第2種特定化学物質、監視物質などのいわゆる化審法対象物質リストだけでなく、新規公示化学物質や既存化学物質なども載っており検索できるようになっています。

そういえば、化審法は略称です、皆さんご存知とは思いますが。正式名称は、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」ですが、こんなのめんどくさくて、正式文書以外誰も使ってないと思えます。

J-CHECKの左カラムで化学物質の分類が分かる

J-CHECKのページは2カラムなのですが、左側に化審法の化学物質の分類に応じた表現が並んでいます(図1)。図1は、実際のWEBページの右側と下側が切れています。
化審法対象物質リストである
第1種特定化学物質、第2種特定化学物質、監視化学物質、優先評価化学物質、新規公示化学物質(2011年4月1日以降提出)
新規公示化学物質となっている、
新規公示化学物質(2011年3月31日以前提出)
既存化学物質
その下にも旧化審法対象物質リスト(平成21年改正前)やリスク評価関連情報、化審法関連情報などが載っています。
ですので、化審法に関わる方はJ-CHECKは非常に有用な情報源になるでしょう。管理人は、化学物質そのものを製造したり輸入したりする部署にはいたことがないので、詳しくありません。

J-CHECK
図1 J-CHECK トップ画面

J-CHECKは製造輸入量や分解性試験、毒性試験結果まで見ることができる

さて、実際の化学物質についてどのような情報が得られるのでしょう。左側のカラムの上から二つ目の項目に、検索があり化学物質検索のボタンを押すと、検索画面に遷移します。検索画面は、他のものとあまり変わらないと思いますので、今回は、適当にCAS No. 111-76-2である、 2-ブトキシエタノール を検索してみましょう。すると検索結果が3つ出てきます(図2)。METI番号が違うだけで、物質としては同じものです。法規制上は、既存化学物質であり、優先評価物質です。

図2 2-ブトキシエタノール 検索結果


この結果の最初のカラムにNo.とあり1、2、3となっていますが、その数字をクリックすると詳細情報を見ることができます。
スクリーニング評価情報などいろいろな項目を見ることができますが、製造・輸入数量実績の項目もあり、2017年度には36636tとなっています。
更に最下部に行くと詳細情報の項目があり、各種試験結果に飛ぶことができるようになっています(青字)(図3)。
分解度試験や各種の動植物試験が載っています。興味のある人は見てください。

図3 各種試験結果へのリンク

なお、J-CHECKは前回紹介したOECD eChemPortalに参加しています。