2020年4月24日にchmeSHERPAのHPに「システム開発関連情報のページにて、SCIP DB対応のデータ利用ガイドVer2.1を掲載しました。」との案内が掲載されました。
それと事前のお断りです。次回の当ブログの更新は、GW明けになります。
chemSHERPA-AIツールは、SCIP DB対応になる
今回のデータ利用ガイドは、ツールの一般ユーザーには関係の無い内容です。
案内の文面には、「2020年9月頃にSCIP DB対応のchemSHERPA-AIツールを公開予定です。」とありますので、次回のchemSHERPA-AIツールは、通常のSVHCの物質追加によるマイナーVer. upが8月中には終わるのに対して、SCIP DBのための改定も含まれるために少し遅くなると予想できます。
自社のITシステムや販売をしているシステムを対応させるためには、システムを開発している人が事前にどのような内容なのか知る必要があります。今回は、それらの人向けの案内です。
こうなると心配なのは、SCIP DBに対応する次回の改訂でまた操作法や見た目が変わるのでは無いかという心配です。
ですが、管理人の予想では(あくまで予想です)それほど心配することは無いのでは無いかと思っています。実際、chemSHERPAがIEC62474のEd.2に対応すべくVer.1からVer.2になっても見た目にはそれほど大きく変化していないからです。実際には、内部的には色々な修正はあったはずです。
SCIP DBの対応は、なんで必要か
SCIP DBって何?と言う方もいらっしゃると思いますが、本ブログでは過去に2回ほど、今年(2020年)の成形品化学物質管理に関してと、ECHAのHPにSCIPについて情報が掲載されましたにおいて解説しています。
軽く復習しておくと、SCIPは、 Substances of Concern In articles as such or in complex objects (Products) の略で、これは、廃棄物枠組み指令( Waste Framework Directive (WFD) )が昨年改正され、成形品というか製品中のSVHC(成形品中で0.1wt%以上)を欧州化学品庁(ECHA)に報告する(というかSCIPのDatabaseに入れる)という義務が2021年の1月5日から発生するというところから来ています。
実施の義務は、来年からですがサプライチェーンの情報伝達を考えると少なくとも半年前からやっておかねばと言うことなのでしょう。
実際にSCIPのDBがどのようなものでどういう形式で入れるかとか言うことは、ECHAのSCIPとIT toolのページに記載されているはずですが、管理人はよく読んでません(^^;。
いずれにしろ次回のchemSHERPA-AIのアップデートでは、SCIP DBに対応できるようなツールになっていると考えられますので、待ちましょう。
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