SCIPゆっくり解説(その13)

今回は、前回の続きでDetailed information requirements for the SCIP databaseの表2の解説です。

前回のSCIPゆっくり解説(その12)からの続きです。

表2には何が書いてあるのか

では、表2には何が書かれているかというと、懸念要素と物質に関して要求されている情報です。さらに括弧書きの説明がついていて(成型品そのものと複合品に含まれるものに適用されるが、複合品そのものには適用されません)とあります。

いつものことですが、管理人がその非力な英語力で理解して解説していますので間違っている可能性もあります。正しくは、原文を見てください。

この表2に書かれている内容は、懸念要素と物質に関する要求事項、次にその説明が書かれ、必須(M)かオプション(O)かの順で書かれています。表1のようなヘッダも存在する場合があります。

ですので、表1の時と同じように、このブログでは多少順番を変更し以下のように記述します。ヘッダがある場合はそれを最初に書き、懸念要素と物質に関する要求事項を小見出しとして書き、MOを記述します。そして、その下に通常の文章で情報項目に関する説明を書きます。では、いってみましょう。

候補物質リスト(SVHCのリスト)のバージョン M

ECHA に提出される前に、成形品そのものまたは複合品が評価される情報の認可候補物質リストのバージョンの識別

認可候補物質の項目

候補物質(SVHC)そのもの M

認可候補物質の名前、ある場合はEC番号、CAS番号は、認可候補物質の項目から選択される。

認可候補物質においてグループとして項目となっているもの

この下には括弧書きで(認可候補物質のグループとしての項目になっているものにのみ適用)とある。

化学物質名 O

グループとしての項目に属している特定物質の名称

EC番号 O

グループとしての項目に属している特定物質のEC番号

CAS番号 O

グループとしての項目に属している特定物質のCAS番号

濃度範囲

濃度範囲 M

成形品中の物質の可能な濃度範囲;
・0.1重量% 以上0.3重量%未満; (0.1重量%側は、=を含まない)
・0.3重量%以上1.0重量%未満;
・1.0重量%以上<10.0重量%未満;
・10.0重量%以上20.0重量%未満;
・20.0重量%以上100重量%未満;
・0.1重量%以上で100重量%まで (0.1重量%側は、=を含まない)

最後濃度範囲を除いて、他のすべての濃度範囲は、有害性すなわち、発がん性(HP 7)および変異原性(HP 11)、生殖毒性(HP 10)、特定標的臓器毒性(STOT)(HP 5)、感作性(HP 13)について書き出された廃棄物の特性に対して廃棄物枠組指令の付属書 III に定められた最も関連性の高い濃度限界値の組み合わせに基づいています。

材料または混合物のカテゴリー

この下には、括弧書きで(以下の項目のうち少なくとも1つは必須)とある。

材料のカテゴリー M (もし混合物のカテゴリが記入されていない場合)

成形品(認可候補物質を含む)がECHAの提供するリストのどの材料で作られているかの識別。

[関連する材料ベースの廃棄物の流れを特定することが重要である。また、それ(多分材料カテゴリーのこと?)は、作られている材料に基づいて成形品を識別することを可能にする。]

混合物のカテゴリー M (もし材料のカテゴリが記入されていない場合)

候補リスト物質を含む欧州製品分類システム(EuPCS)からの混合物カテゴリーの識別は、成形品の更なる加工工程(例えばコーティングなど)に組み込まれているか、複合品の中で 2 つ以上の成形品を接合または組立て る際(例えば接着剤、はんだなど)に組み込まれる。

[成形品中のどこに候補リスト物質が存在するかを特定することができます。]

表2の枠外にの説明があり、以下のように書かれています。
*繰り返し可能なブロックまたはフィールド

例1,2の図と入力例が書かれているがパス

表1と2の下には、O-リングについて、O-リングそのものと自動車のエンジンのところに使われている図と記入例が載っているのですが、省略します。まあ、見ればわかると思いますので。

次回からは別の文書を扱います

さて、Detailed information requirements for the SCIP databaseの文書に関しては今回で終了です。

何度も言いますがが、正式には原文を読んでくださいね。

次回からは、別の重要そうなドキュメントを勉強して書いていこうと思います。もし、リクエストがあるのであればどうぞ。ただ、IT系のドキュメントは管理人は無理です。