JECDBは、既存化学物質毒性データベース
OECDのeChemPortalの解説の時に書いたように、世界中の化学物質に関するDBのリンクであるここに参加している日本のDBは前回紹介したJ-CHECKと今回紹介するJECDBになります。
JECDBは、Japan Existing Chemical Databaseの略で、日本における既存化学物質毒性データベースです。
管轄しているところは、国立医薬品食品研究所の安全性予測評価部です。
実際の検索画面は、味もそっけもないCAS No.と化学物質名で選ぶ画面と試験の種類で検索する画面しかありません。管理人は、毒性試験に関してはほとんど無知なので何が何やらです。
検索では行われた試験とその結果が確認できる
今回検索窓に、今までDBで検索するとき例として挙げてきた、2-ブトキシエタノール、トルエンを入れてみました。しかし、検索結果は、まさかのヒットなしで、試験結果は存在しませんでした(図1)。
仕方がないのでテトラブロモビスフェノールA(CAS No. 79-94-7 )で検索してみた結果が図2です。
いやー、潔いまでにあっさりした検索結果ですね。試験報告がある テトラブロモビスフェノールA(CAS No. 79-94-7 ) は、その試験のところクリックするとその試験の結果(方法とかも書いてあるので論文です)を見ることができます。
毒性試験などに知識がない方にはお勧めしない
先ほども書いたように、管理人は毒性試験に関する知識はほとんどありません。ですので、青字の試験結果のファイルに飛んで中身を読んでもほとんどわかりません。ほどんど、何が書いてあるんじゃという森の中をさまよってる感じです(^^;。内容についての詳細は、この分野により詳しい方に聞いてください。
ですので、このDBは、実際にそのような試験に関わる方、危険性の根拠を調べたい方に有用なサイトです。
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