日本の化学メーカーTop10

たまには、全く別の角度から化学物質を見てみましょう。日本には、化学メーカーが沢山あります。では、その規模や利益はどの程度なのでしょうか?

今ある統計は、コロナ以前のものですから、今年度の統計が出てきたら比較するのも面白いかもしれません。

売上高で見た日本の化学メーカーTop10

まずは、普通にTop10といえば売上高を見る場合は多いと思います。さてどうなんでしょう。2019年度の決算(通常は2020年3月に行われる)で見てみましょう。参考にしたサイトはここです。
単位は億円です。

  1. 三菱ケミカルHD 35,805
  2. 富士フイルムホールディングス 23,151
  3. 住友化学 22,258
  4. 旭化成 21,516
  5. 信越化学工業 15,435
  6. 三井化学 13,389
  7. 積水化学工業 11,292
  8. 日本酸素ホールディングス  8,502
  9. エア・ウォーター 8,091
  10. 東ソー 7,860

参考サイトを明示したのは理由があります。というのも、化学メーカーにどのメーカーを入れるかで順位が変わってしまうからです。例えば、ある統計では、花王や資生堂も化学メーカーに入っていたりします。かと思えば、富士フイルムホールディングスが入っていない順位付けもあったりします。ですが、ここに書いてある10社は少なくとも日本では大きな化学会社だということができるでしょう。

この中では、三菱ケミカルHDが売り上げが非常に大きいですが、この会社は、子会社が500社以上、関連会社150社以上が傘下に入っているホールディング会社だそうです。当然いろいろなものを作って会社があるので、子会社や関連会社を見ないと何を作っているのかわからないと言ったほうがいいでしょう。
例えば、田辺三菱製薬も子会社でですので医薬品も作っていますし、他にも子会社では樹脂や高機能フィルム、ガスなども作っています。HD傘下の各社のHPに行って初めて製品や事業がわかる感じです。

第2位の富士フイルムホールディングスは、傘下に事業会社として富士フィルムと富士ゼロックス株式会社がありますので、フィルムだけでなくヘルス系や電子系の機能材料、複写機その周辺機器などを製造しているのがわかります。

第3位の住友化学は、そのHPで事業内容を見ると事業分野と製品が載っているので何を作っているかはわかりやすいです。しかし、基礎材料から電子材料、医薬品まで幅広くやってますなあ。

ということで、上位の化学メーカーっていろんなものを作っています。

一方世界のTop10は

一方世界のTop10はどうなっているのでしょう。

C&CEの記事に、Top50が紹介されていますが、Top10までを見ていきましょう。単位は10億ドルです。

  1. BASF                     66.4
  2. シノペック(SINOPEC)             61.6
  3. ダウ(DOW)                  43.0
  4. サビック(SABIC)                34.4
  5. イネオス(INEOS)                32.0
  6. FORMOSA PLASTICS             31.4
  7. エクソンモービル(EXXONMOBIL CHEMICAL) 27.4
  8. 三菱化学                         27.4
  9. ライオンデルバセル(LYONDELLBASELL INDUSTRIES)  27.1
  10. リンデ(LINDE)                    25.4

8位の三菱化学はHDなのか単体なのかはわからないです。ドルのレートいくらなんだろ。

有名なメーカーが多く並んでいますが、そのうち中国第1位のシノペックがBASFを抜いて世界1位になるだろうと言われてるようです。それに、化学業界でもM&Aは盛んにおこなわれているようですね。管理人は、化学業界をウォッチしているわけではないので、どのメーカーがどこに行ったのか時々わからなくなることもあります。

どの会社が、どの分野に強いかなんて業界の人かそこと取引でもなければわからないですよね。

今回は、息抜きと話題提供でした。