chemSHERPAで管理している化学物質

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chemSHERPAは化学物質の情報伝達スキームの一つですが、全ての化学物質を伝えることになるのでしょうか?
答えは、Noで成分情報において伝えるべき化学物質は、管理対象物質と呼ばれて決まっています。一方、遵法判断情報は、化学物質だけの情報で伝えるべきなのかどうかは一意には決定されません。

では管理対象物質は何によって決まっているかというと、製品化学物質の情報伝達において必要と考えられる法律や業界標準から決めています。
現在(2018年10月現在)は、7つの法規制と2つの業界標準が採用されています。それがこちら。

*chemSHERPA HP上にある資料から引用

実際に管理対象となる化学物質は、規制や業界標準の内容に当てはまるものを展開してデータとして持っているわけです。大体、5000物質程度あるようです。
5000もある物質をいちいち調べるわけにはいかないので、実際には、CAS No.や名称などで管理対象物質になっているかどうか確認することになります。

管理対象物質を決めている上の7つの法規制と2つの業界標準については、いろいろ意見も寄せられているようです。
まずあるのが、これだけじゃ足りないというものです。顧客から要求されるものはもっと沢山あるので対応できないというものです。
一方で、5000も管理対象物質があるのかよ、とても調べきれないじゃないかという方もいると思います。

管理人としては、まあ、両方ともごもっともなんですが、ある種の妥協点なんだと思います。
ただ、安衛法の物質がないという方がたまにいらっしゃるのですが、それはちょっと違うんじゃないのと思っています。安衛法の特定化学物質やSDS交付義務がある物質は、基本その物質を使用する作業者に対しての規制で製品中の化学物質管理とは異なります。
いやいや、そうは言ったって化学会社や混合物を作っている会社の製品に実際入ってるじゃないかと言われそうですが、それを使う際の安全確保のために特化側やSDS交付が義務付けられているわけで、入っているかどうかだけ判ってもどうにもならないではないですかというのが管理人の意見です。
まあ、この辺は意見が分かれるところだと思います。

さて、最近更新しているchemSHERPA関係の内容に関しては、アイキャッチ画像(記事の←にある画像ですね)を足してみています。今までは、みんな青のCS(chemSHERPAの頭文字のつもり)でしたが、今回は黄色です。管理人が独断と偏見で、基礎だなと思うものは青色、中級かなと思うものは黄色、上級者向け(管理人は果たしてそんな内容が書けるかどうかは置いておいて)は赤色にするつもりでおります。
一応、参考にしてみてください。

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