chemSHERPA Tips(7)マイナーバージョンアップ対応

chemSHERPA Tips(7)は、マイナーバージョンアップ対応の話です。

ここで言っているマイナーバージョンアップ対応というのは、例えば、製品AのchemSHERPA-AI Ver.2.00.00で作成されたデータがあった時、新しいVer.2.01.00が発表され、顧客にVer.2.01.00で情報伝達してくださいと依頼された場合のことをイメージしていただければいいと思います。

データ事例サンプル(コネクタ)を例に

今回の説明では、今後書こうとしている記事との関係もあって、chemSHERPA HPにあるツール技術情報/データ事例サンプルページの”chemSHERPA-AI_CI_Case examples_2.00_JP(日本語)”にあるコネクタを事例にしたいと思います。2.00とあるように、このデータは、chemSHERPAのVer.2.00.00で作成されています。

chemSHERPA-AI Ver.2.01でデータを開くといきなり怒られる(^^;

まず、chemSHERPA-AI Ver.2.01を立ち上げて、Ver.2.00で作成されているコネクタのデータを開くといきなり「Ver.が古いよー」と怒られます(図1)。

Ver.2.01でVer2.00のファイルを開く
図1 Ver.2.01でVer2.00のファイルを開く

実際はこの項目はどこに表示があるかというと、一番右までスクロールすると書いてあります(図2)。

エラー情報の確認
図2 エラー情報の確認

成分情報を最新化する

これをVer.2.01の情報にするには、まず、成分情報画面に遷移して、確定情報を解除します(図3)。

成分情報確定解除
図3 成分情報確定解除

そうすると図3のような警告が出て、OKを押すことにより画面表示されているデータが、最新Ver.のものとなります。

解除された状態でデータを確認し、再度データを確定させます(図4)。この時に注意しなければならないのは、今回のマイナーバージョンアップの際、追加されたり表現を変更しなければならなかったりする物質が、自分が報告すべきデータにあるか無いかということです。
大部分の場合は無いと思いますが、もし関係しているものがある場合、その部分は追加したり、修正したりしなくてはなりません。
もしそれが、自社ではわからない場合、、、、。管理人は、考えたくありません、、、、、。

成分情報再確定
図4 成分情報再確定

OKボタンを押して確定したのち、基本情報画面に戻って、図2にある統合Ver.を確認すると図5のようになっています。

成分情報再確定後の状態確認
図5 成分情報再確定後の状態確認

この状態では、統合Ver.2.01になっていますが、Substance Ver.は2.01になっているものの、Area Ver.は2.00のままです。

遵法判断情報を最新化する

次に、遵法判断情報画面に遷移して成分情報画面と同様に確定を解除します(図6)。

遵法判断確定解除
図6 遵法判断確定解除

今回、成分情報の最新化でなにも変更する必要がなかったので、遵法判断情報画面も確定ボタンを押すと図7のように怒られます。

遵法判断情報を再確定しようとする
図7 遵法判断情報を再確定しようとする

これは、今回加わった物質に対してY/N判定されていないということです。ですので、Yのみ表示にチェックを入れることにより、Y/N判定されていない空白行も表示されるので、Nを入力していきます(図8)。

遵法判断入力後
図8 遵法判断入力

入力後、遵法判断情報を確定します。

遵法判断情報を最新化するもう一つの方法

遵法判断情報を最新化する場合、別のやり方も可能です。確定解除するところまでは一緒ですが、その後成分→遵法判断変換を押して、ENTRY Yを表示させ、その部分のY、N判断を入力するというやり方です(図9)。

EntryY状態
図9 EntryYを表示させ、Y,Nを決める

この判断は、一度前にやっているので記憶が残っていれば楽なはずです。この場合は、新たに足された物質に対する判断は、成分→遵法判断変換がやってくれます。

最新化されたデータの確認

上のプロセスを経て、成分情報、遵法判断情報をしたデータの基本情報画面を見ると図10のように、データは最新化されていることがわかります。

基本情報画面で状態確認
図10 基本情報画面で状態確認

この後は、通常のデータ作成、承認プロセスと同じです。

今回は、マイナーバージョンアップで製品に新しい管理物質や表現変化が影響しない場合を解説しました。多くの場合はこうなることが多い思いますが、自社製品に影響がある場合は、いろいろデータ上変化が生じます。

そのような場合は、速やかにデータを作成して顧客からの依頼にこたえられるようにした方が良いと思います。

最後に、今回作成したデータは、今後の記事の解説で使いますので、もしこの記事を参考にやってみた方は、データを残しておいてください。