chemSHERPA Ver.2.00 最速(じゃない)レビュー(その1)

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先日の記事での予告通り、chemSHERPA Ver.2.00 最速(じゃない)レビューを始めていきたいと思います。ただ、管理人なぜか最近忙しく、 最速(じゃない)と言っておきながら、終わるころには最遅レビューになっている可能性は十分ございます。あっ、石投げないで!
最速(じゃない)レビューでは、実際にVer.2.00でデータ入力をどうするのかということはやりません。Ver.1との違いと今までのデータがどうなるのかみたいなことに特化するつもりです。
まず、chemSHERPA Ver.2.00が公開されましたが、多分報告形式が すぐに Ver.1から切り替わらない可能性も大きいです。従って、しばらくは、二つのフォーマットが混在することになると思います。

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chemSHERPAの最新の物質リストは、Ver.2.00にしか組み込まれていない

報告する形式は、すぐには切り替わらないと管理人は考えているのですが、 2019/7/16付けで追加された第21次認可対象候補物質(SVHC)とchemSHERPA Ver.1.07から変化した規制に関する変更は、chemSHERPA Ver.2.00にしか反映されていません。従って、最新の物質リストに対応しようとするとツールは、 chemSHERPA Ver.2.00 を使わざるを得なくなります。これはこれでどうだろうと思わないでもないですが、早くVer.2に移行してもらうための仕掛けなんだろうと思ってあきらめるしかなさそうです。

chemSHERPA-AI Ver.2.00のフォルダーにあるファイル

 chemSHERPA-AI Ver.2.00の入手方法は、前回の記事をご覧ください。さて、フォルダーの中のファイルを見てみると図1のようになっています。ARTICLEというフォルダーがありますが、それを開くと図2のようなファイルが存在します。この中の青いArticleというアプリケーションファイルをダブルクリックするとchemSHERPA-AIが立ち上がります。

chemSHERPA-AI Ver.2.00フォルダー内ファイル
chemSHERPA-AI Ver.2.00 ARTICLEフォルダー 内ファイル

フォルダー内のpdfやExcelのファイルには重要なことが書いてある

図1を見るとわかりますが、フォルダーの中にはchemSHERPA_Managed_substance_list_Ver2.00.00_JPから成形品ツール入力マニュアル(2.0版)まで、pdfとExcelのファイルが8個入っています。材質リスト、用途リスト、管理対象物質の説明、Ver.2.00のリリースノートや操作マニュアルなど、本来ツールを使うためには知っておかなければならないことが書かれています。特に、今回はツールのメジャー改定ですので、 Ver.2.00の別紙も含めリリースノートは、読んでおくべきと思います。
もっともこれを読んですべて理解できる人は相当知識がある人だとは思います。
しかも、アプリケーションソフトなんて、WordやExcelもそうだと思うのですがあれこれ試して覚えるもので、最初っからこれを全部読もうなどと言う人は稀有な人だと管理人は思います。自分がそうだからかもしれませんが。
何かわからないことがあったら、これらのファイルには結構いろいろ書いてあるので、あたってみるのが良いと思います。
次回から、いよいよVer.2.00を立ち上げます。

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コメント

  1. 通りすがり より:

    いつも参考にさせて頂いています。
    Ver.2.00のツールを使用してVer.1形式で出力した場合に、そのファイルを読めるVer.1.xxのツールはあるのでしょうか?
    現在、試しているのですが、Ver.1形式で出力したファイルをVer.1.07.00で取り込もうとすると「取り込んだデータの統合バージョンがツールのバージョンよりも新しくなっています。新しいバージョンに対応したツールで読み込んで下さい。」とエラーになり読み込めませんでした。
    伝達相手がVer.2.0になっていない場合は、従来通りVer.1.07で作成しないとならないようなんですが、もしそうだとするとVer.1形式の出力をサポートした意味が解りません…

    • OFFICE KS より:

      通りすがり様、いつもコメントありがとうございます。さすがに、実務でやっている方は早いですね。管理人、まだまだ検証中です。
      疑問に思われている点ですが、ちゃんと調べたわけではないですが、多分残念ながら最新のVer.2.00を使って作成したVer.1形式の出力ファイルを読めるVer.1.XXのツールは今のところないと思います。
      今のところ、最新物質リスト対応ですからと言って伝達相手にVer.2.00のツールを使っていただくか、Ver.1.07で作成したファイルで物質リストが最新じゃないよと断るかのどちらかだと思います。Ver.1形式の出力をサポートした理由は、社内システム(例えば、社内の製品化学物質DB)がVer.1対応で作られているのをVer.2対応に更新しなければならないのですが、いろんな事情ですぐに対応できるとは限りません。Ver.1のxml形式であれば取り込むことができるので、規制対応上は何とかなるからだと思います。
      どちらにしろ、Ver.2のツールでVer.1は読めるのですから、相手先にVer.2のツールを使うようにしてもらうのが正しいような気がします。

      • 通りすがり より:

        解説ありがとうございます。
        なるほど、そういう背景があるのですね。すこしスッキリしました。
        都度、取引先と確認しながらすすめる事になりそうですね。

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