chemSHERPA-AIのデータ入力(19)成分遵法判断変換

前回は、遵法判断情報画面への遷移と画面説明だけになっていました。遵法判断情報は、化学物質と用途と閾値によってそれに該当すればYのフラグを立て該当しなければNのフラグを立てることになります。Yのフラグを立てた場合は、含有率等を報告することになります。

しかしながら、100を超える条件をいちいちチェックしてY、Nを立てるのはとても大変です。そこで、遵法判断情報画面には成分→遵法判断変換というボタンが、右上のほうにあります。これは、成分情報を入力してあると、その物質を見て、入っていないものには自動的にNを入力してくれる機能です。

成分→遵法判断変換ボタン

このボタンを押すと、まずやってよいか聞かれますのでOKを押します。次に変換が実行され、変換処理のログを出力するかどうか聞かれます。通常の場合、出力しなくても問題ありません。すると、次の画面のように含有判定のところにNもしくはEntry Yと記入されたものが出てきます。

成分→遵法判断変換結果

成分情報からその物質が確認できなかったものは Nが記入されています。では、Entry Yというわけのわからない記載は何でしょうか。これは、 この物質は入っているので、用途と閾値を見てYかNかを判断してくださいということを示しています。

ここで、もう一つ便利なボタンがあります。含有判定のところにYのみ表示と宇チェックボックスがあります。ここにチェックを入れるとNはすべて見えなくなります。今回のトランスの場合だと、次のようになり判断するところは1か所だけだということが分かります。すごく楽になりました。

Yのみ表示

さて、YかNか判断しましょう。対象となる物質は、ニッケル/ニッケル化合物です。報告閾値は意図的添加とありますから、当然この条件は満たします。次に報告用途ですが長期間皮膚に接触する可能性のある製品となっています。基板の上に乗るような今回のタイプのトランスが長期間皮膚に接触する可能性は、皆無です。従って、この条件を満たさないため含有判定はNになります。遵法判断情報は、今回の場合、全てNになってしまいました。

このように、遵法判断情報の確定を実施し終わったら、Yのみ表示のフラグを外して、成分情報の時と同じように、右下の確定ボタンを押して入力データを確定させます。

遵法判断情報確定後

今回の場合、すべてにNのフラグが立っているので、画面左上にある含有総合判定もNとなっています。含有判定にYが一つでもあれば、ここはYになります。

今回は、全部Nになってしまったので、Yがある場合の例も今後書くつもりです。