chemSHERPA-AIのデータ入力(17)ここまでをsampleと比較

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今回は、遵法判断情報に行こうと思っていたのですが、せっかく成分表が入力できましたので、入力例として使ったchemSHERPAのデータ作成事例サンプルのファイルと比較してみようと思います。

chemSHERPAのデータ作成事例サンプル は、2019-03-13にVer.1.07版に改定されていますのでそれを使いましょう。

このブログで前回作った成分情報画面はこちらです。

成分情報確定画面

一方、chemSHERPAのHPのデータ作成事例サンプルのファイルを開いて成分情報画面を表示したものが下図です。

データ作成事例サンプルの成分情報画面

そして再掲ですが、トランスの参考図が以下です。


まず、 データ作成事例サンプル(以下事例サンプルと略します)ですが、部品名称はすべて日本語です。一方当ブログの成分情報画面(以下当ブログと略します)は、部品名称は英語です。
まあ、大した差ではありません。ですがすごく細かい突込みを入れると
「あれー、今のchemSHERPAの公式言語は、IEC62474に倣って英語じゃなかったんだっけ?なんでまだ日本語で書いてあるの」と管理人は言いたくなってしまいます。「ここって公式ページじゃないの?」という突込みもついでに入れさせていただきます。 まあ、ほんとに些細なことですけどね。

では、上から答え合わせをしていきましょう。まず最初の部品であるcoreの材質の分類記号が異なっています。従って、材質名称も異なります。管理人の知識では、コアの材料であるフェライトが鋼材や鋳鋼であるという分類は聞いたことがないんですけど、、、。フェライトは、酸化鉄を主に含んでいるセラミックじゃないの?というわけで、管理人は事例サンプルのこの部分間違っていると思います。

次に違う部分として、caseの材質は、事例サンプルではその他の熱可塑性樹脂になっていますけど、当ブログではエポキシ樹脂になっています。いや、参考図にエポキシ樹脂と書いてありますよね。この違いは何なんだ。
多分、考えられるとしたらこのエポキシ樹脂は確かに熱可塑性のものなのかもしれません。それで、通常エポキシ樹脂は熱硬化性樹脂に分類され、chemSHERPAの材質分類表でもエポキシ樹脂は熱硬化性樹脂のところに書いてあります。なので、エポキシ樹脂を選んでしまうと材質が熱硬化性のものとなり実際の材質と矛盾が生じてしまうからなんでしょうか。
参考図からは、情報が足りなくて事例サンプルのような入力は通常できないと思います。

次にterminalのどうなのですが、ここは管理人、事例サンプルのファイルを見てしまい、当ブログのものにも銅の最大含有率を92.65%と書いてしまっているのですが、参考図にはこの割合は書かれていません。従って、参考図から値を入れると100%を入れるのが普通だと思います。ここも情報が足りないので本来正確な値は入れることができません。

トランスを作っている企業の方が事例サンプルのファイルを作っているのでしょうから仕方ないのかもしれませんが、参考図から正しいファイルを作れない状況では、事例サンプルとしては今一つですよねと管理人は思ってしまいます。

また実際の情報伝達においても、このようなことは多々起こるのではないかと管理人は思っています。ですので、このような間違いで、許せる部分と許せない部分は考えておいた方がいいかもしれません。

はっきり言って、管理人は、今回の間違いはどうでもいいといえば、どうでもいい部分だと思います。銅の含有量が92.65%でも100%でも別に大した問題にはならないでしょう。フェライトが鋼材と書かれるのは問題かもしれませんが、まあクリティカルに法規制に触れるような部分でもありませんし、エポキシ樹脂の件もそうです。

でも、日本の企業の方だと見つけたら許さない人がいるんだろうなあ。

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