身近な化学物質 その9(エタノール3回目)

身近な化学物質 その9 エタノールの3回目です。

エタノールは、法律上は面倒くさい物質だとわかったので、まずは、物理化学的な性状について確認しておきましょう。しかし、エタノールだけでこのブログを何回も更新するとは思わなかったな。
Wikiのエタノールの項目は、結構詳しく書いてあるのでそれ読めば良いともいえるかもしれませんが、一応解説します。
組成式は、C2H6O(本当は数字は下付きなのですが管理人はうまく表現できませんのでご勘弁を、以下同様です)、通常は示性式C2H5OHで表現されます。
分子量は、約46です。沸点は78.29 °Cで水よりも低く、比重も0.789と水よりも軽いです。もっとも油のようではありませんので、水と混ぜてもお互いに自由に混ざってしまいます。また、アルコールランプとして使用されることからわかるように燃えます。引火点は、13℃程度です。

さて、エタノールは、お酒に使われる醸造用アルコールと工業用に使われるアルコールがあります。醸造用アルコールは、お酒を作るつまり飲料として用いるために作られるのですが、サトウキビなどの搾りかすを発酵蒸留させて作るようです。純度は95%程度まで行くといいますから、ほとんどエタノールです。
通常、水とエタノールを混合したものを蒸留しても、自由に混じるこの二つの物質には共沸点があり普通の蒸留では、エタノール濃度は96wt%が上限になってしまいます。
ちなみに、日本酒の場合、純米酒以外には醸造用アルコールが入っている可能性があります。もっとも、純米酒と表記していたものに醸造用アルコールを入れて販売した事例も存在するので、もうこの辺はモラルの問題かもしれません。