身近な化学物質(日用品に使用される化学物質その5)

前回までで、歯を磨き、朝食をとりました。

さて、新型コロナ対応前なら通勤準備ということになるのでしょうが、今やテレワークなので寝起きのままという方もいらっしゃるでしょう。

ですが、管理人は気分を切り替えるためにも着替えはします。と言ってもほとんど綿素材の楽な服装ですが。通勤される方は、男性ならワイシャツに着替える方も多いでしょう(というか、一般的な日本のサラリーマンは、ほとんどかもしれませんね)。

ということで、今回は、衣類を構成する繊維の話です。

ワイシャツの素材は、ポリエステルと綿が多い

いや、繊維全般を書き始めると、それだけでなん十冊と本が書けるわけですし、管理人は繊維の専門家ではありません。繊維の製造の仕方なども詳細は知りません。なので、内容はごく限られたものです。

毎日着るワイシャツの場合、綿100%だとしわになりやすいため、化学繊維が混紡されているものが多いです。よくあるのが、ポリエステル65% 綿35%みたいなやつですね。お値段的にも綿100%のものより安いものが多いです。

では、これらの化学物質はどういうものでしょうか

ポリエステルは、化学繊維の代表格

ポリエステル繊維は、色々な衣類に使われている繊維です。ポリエステル繊維は、化学繊維の中ではかなり大量に作られている材料で、日本化学繊維協会のHPの資料によれば、2018年度には年間20万トンほど生産されています。ナイロンやアクリルと共に化学繊維の代表格と言えます。

さて、ポリエステル繊維の化学物質としては、その特性に応じて複数の種類が使われるようですが、最も多く製造されているのは、ポリエチレンテレフタレート(Polyethyleneterephtalate)です。

どっかで聞いたことがあるぞ。PETですね。ということですので、普段我々が着ているワイシャツに使われている化学繊維は、ペットボトルの材料と化学物質的には同じものです。PETの構造式はこんな感じ。

PETの構造式
PETの構造式

ちなみに、ポリエステル繊維の性質としては、しわになりにくい、丈夫である、乾きが早い、吸湿性が少ない、静電気が起きやすいなどがあるようです。

綿は、綿花から作る天然繊維

一方、綿は天然繊維で綿花から作ることは皆さんご存知だと思います。

綿の素材の衣類の特徴としては、吸湿性に優れている、肌触りが良い、丈夫である、熱に強い、しわになりやすい、カビや菌に弱いなどがあります。

綿は、どんな化学物質からできているかというと、天然物なので単一の化合物からできているわけではありませんが、その90%以上がセルロースでできています。

セルロースの構造式は、下図のようなものです。当然ながら水に不溶です。

セルロースの構造式
セルロースの構造式

一般的な不溶性の食物繊維と言われているものは、このセルロースです。当然、我々食べてます。

繊維の種類は当然もっと沢山ある

今回は、普段サラリーマンが良く着るワイシャツを例に繊維を作っている化学物質の話をしましたが、当然繊維として使用されている材料は、他にもたくさんあります。

天然由来のものでも、麻とかウールとかいくつかのものがありますし、合成繊維であれば、ナイロン、アクリルなど沢山あります。

繊維や衣服は、その素材の性質にあった用途のものに作られるのが、一般的です。下着類だったら吸汗性の優れた材料で作られるとか、ワイシャツは、型崩れしにくい材料で作られるとかですね。

出勤しちゃったし、次はどうしよう。