身近な化学物質再び(RoHSで制限される化学物質:その6:PBDEとPBB)

身近な化学物質再び(RoHSで制限される化学物質のその6)は、PBDEとPBBです。

今回、この二つを一緒に取り上げたのは、両方とも臭素系難燃剤と言われるもので、性質も割と似ているからです。今回もWikipedia先生に教えてもらいましょう(お前はいい加減にしろと言われてるきっと)。物理化学的性質は大丈夫だと思うのですが、規制等に関してはどんどん新しくなっていますのでWikiを読むときにも注意が必要です。正しくは、原文をあたりましょう。

PBDEは、Polybrominated diphenyl ether の略で、日本ではポリ臭化ジフェニルエーテルと呼ばれることが多いです。一方
PBBは、 Polybrominated biphenyl の略で 、ポリ臭化ビフェニルと呼ばれます。

これらの化合物は、PCBやダイオキシンと似たような化学構造を持つ(塩素が臭素になっている、骨格的にはほぼ同じ構造を持つ)ため、分解されにくく動物の体内に蓄積される性質を持っています。

両者とも難燃剤として使用されてきました。しかしながら、現在では代替材料に置き換わっている場合がほとんどだと思います。

RoHS指令が始まった当初の2006年当時は、TVの筐体や発泡スチロールなどにPBDEが使用されていたこともありましたが、現在ではRoHSでカバーされる電気電子分野においてはほぼ駆逐されているといってよいでしょう。

現在、RoHS指令の付属書3(全カテゴリーに適用できる適用除外)には、PBDEおよびPBBは存在しません。

むしろ、RoHSのほかの物質についても言えるのですが、長年使っているTVなど(特にCRT TV)にはこれらの物質が入っているものがあり、それが廃棄された時の処理の方が問題になります。日本では幸い家電リサイクル法で正しく処理されれば、適正な処理がとられることになります。

これらの化合物は、その臭素の数によっていろんな化合物があるとか、異性体が沢山あるとかそういう化学物質そのものの話は、専門のページをご覧ください。興味のある方はいるとは思いますが、本Blogでの優先度は高くしていません。