SCIPゆっくり解説(その8)

前回までは、SCIPで成形品供給者がやる項目の解説を行ってきました。今回からは、SCIPに関する別の項目をやっていきたいというか勉強していきたいと思います。

じゃあ何やるんだという話ですが、ECHAのHPには前回までやって来たSCIPで成形品供給者がやる項目の下に、廃棄物処理業者と消費者に関する項目があるのですが、日本の企業や消費者には関係ないので無視します。

さらにその下には、展開できる項目としてSCIPのサポートとツールの項目があります。実際に必要な項目だと思うのですが、やたらと情報量が多く、pdfやZIPファイルまで全部解説していたら何年かかるんだという話になりそうです。ですので、大枠の話を解説を最初にして、その後必要な部分と思われる所を勉強していきましょう。

SCIP supportには何が書いてある

それではまず、SCIP supportとある項目には何が書いてあるか見てみましょう。
この項目は、展開できるのですが、その下のツリーにはSCIP IT user groupしかありません。ここで、色々実際のデータベースに関する検討が行われているようです。
とはいえまず、SCIP supportの項目を先に見てみます。ここには、以下のように書かれています。

企業がSCIPデータベースを理解し、0.1% w/w以上の濃度の認可候補物質(SVHC)を含む成形品に関する情報を用意するためのサポート資料やQ&Aが利用できます。

その下には、情報の要求事項、SCIPデータベースの通知、SCIPのワークショップという項目が並んでおり、それぞれの項目にたくさんの英語のpdfファイルが置かれています。

そのページの右上にはQ&Aの項目があって、クリックするとQ&Aページに飛べます。

個々のファイルの解説は今後になります。

Toolsには何が書いてある

一方、Toolsとある項目には何が書かれているのでしょう。この項目も展開できて、ツリーの部分には、SCIPのフォーマット、SCIPのプロトタイプ、認可候補物質のパッケージという項目が並んでいます。ということで、ここには、実際のツールそのものに関する説明がなされています。

Toolsという項目そのものを開くと以下のようなことが書かれています。

ECHAは、0.1重量%を超える濃度の認可候補物質を含む成形品に関する情報の準備と提出を義務者が行うことを支援するITツールを開発しています。
SCIPデータベースに情報を提出する必要がある場合、ECHAは、その際使用するための整合化されたIUCLIDフォーマットを作成しました。
データベースに情報を提出するための準備をするには、3つの方法があります。

この文章の下には3つの方法がそれぞれ書かれています。

オンラインで通知書を準備する

ECHAクラウドサービスでは、SCIP通知を準備するためのIUCLIDクラウドを提供しています。IUCLIDクラウドを使用して通知を準備することは、特にIUCLIDに慣れていない場合には、手動で通知を準備するオプションです。

IUCLID 6 (サーバ&デスクトップ)

あなたのSCIP通知は、あなたの会社のITインフラでオフラインでも作成することができます。この方法は、あなたがすでにIUCLIDを使用したことがあるSCIP通知の提出者であれば、より良いオプションです。

システム間

SCIP通知はIUCLIDの外でもSCIPフォーマットに従って作成することができ、他のアプリケーションに統合することができます。この統合オプションは、通知や管理すべき記事が多い上級ユーザーの場合のオプションです。ファイルは自動的に作成され、指定されたシステム間プロセスを使うことによってECHA 提出ポータルに送信することができます。

IUCLIDって何?

ここにきて、IUCLIDという言葉が頻繁に出てくるようになりました。と言っても、今まで欧州へ化学物質を輸出でもしていない限り、IUCLIDなんてものは知っている人が少ないはずです。

IUCLIDは、International Uniform Chemical Information Databaseの略で、日本語に略すと国際統一化学情報データベースとでもなるのかな。

ECHAが開発しているソフトウェアで化学物質について安全性のデータを保存したり、REACH規則やBPR規則などの化学物質に関する提出用データを作成したりするのに使われるソフトウェアです。

とはいっても、管理人は名前は知っていますが、DLして見たことも使ったこともないので、IUCLIDについては完全に素人です。
結構DLするだけでも大変だと聞いていますので、管理人は、使わないと思います。ましてや解説などとんでもありません(分厚い解説本を見たような気がする)。

次回からの解説はランダム

SCIPは、仕様等は決まっていますが、本番環境には未だなっていません。ですので、正式リリースまでは重要そうだと思える項目やファイルについての解説になります。でも、多分ランダムで順番に沿った内容にはならないと思います。ご承知おきください。