化学物質の情報入手に有用なサイト(その7:Webkis-Plus)

Webkis-Plusは、国立環境研究所の化学物質データベース

Webkis-Plusは、国立環境研究所の化学物質データベースです。今まで見てきた官公庁の化学物質の情報入手場所全体に言えることですが、このサイトも単純に検索項目が並んでいる状態です(図1)。まあ、実務的にはそれで良いので過度な装飾は好まれないのでしょう。

Webkis-Plusのトップページ

それで実際、どういった情報が記載されているのかということで、またトルエンを検索してみました(図2)。するとこのデータベースでは、検索結果はいくつかのタブで示されており、一般というところは、以下延々と記述が続くのですが、
化学物質名、物性情報、用途、環境基準、法規制、対策等、外部サイト内個別物質ページへのリンクというように項目が存在します。

図2 トルエンの検索結果

更には、曝露、健康、生態、リスク、事故、関連、分析のタブが存在するのが分かります。
曝露には、PRTR制度による報告結果や、環境中濃度測定値、製造輸入量などが項目としてあります。
健康や生態には、動物を使った急性・慢性試験結果や発がん性の評価結果、生態毒性試験などが書かれています。
リスクのタブには、リスク評価関連文書の情報源、分類と表示、基準値等、許容濃度等などが記載されています。
事故には、日本におけるかっこの事故例、
分析には、環境分析手法が載っています。
関連は、トルエンの場合何も記載されていませんでした。

以上の様にかなりいろいろなことが載っているデータベースではあります。出典へのリンクも載っていたりして、最初にいろいろ調べるとっかかりには良いかもしれません。

化学物質の情報入手に有用なサイトのシリーズは、いったん今回で終了

今まで7回に渡り、化学物質の情報入手に有用なサイトのシリーズをやってきましたが、今回でいったん終了とします。
まあ、年内にいったん終わらせたいという管理人の単純な欲求のせいなのですが、経済産業省系が2つ、厚生労働省系が2つ、環境省系が2つ、残りはOECDを紹介してきました。

ここからは管理人の愚痴です。化学物質に関わる法令も各省に存在することはみなさんご存じのとおりです。化学物質の情報入手に有用なサイトもしくはデータベースが国の中に少なくとも6個は存在するわけです。本当はもっとあることでしょう。
内容についても、重複部分がいっぱいあります。しかし微妙に違う情報が分散されて載っているわけです。使う側からしたら面倒くさくて仕方ありません。大企業で専門家がいるところならまだましですが、それほど大きくない企業でいろいろ探し物をする人には本当面倒だと思います。

お金(税金)だって沢山かかっていると思うのです。データベース数もお金も絶対半分以下に減らせるだろうと今回のシリーズを書いていて思う管理人なのでした。