化学物質の情報入手に有用なサイト(その3)は、ケミココです。これは、環境省 化学物質情報検索支援システムの多分愛称なんでしょうね。実際の運営は、 一般社団法人環境情報科学センターが運営しているとのことです。
ケミココは、各種情報への入り口
ケミココ自体は、データベースではあるのですが、検索エンジンに近いものだと思います。
図1がケミココのトップページなんですが、検索窓に何か入れろという感じであんまり親切ではありません。今まで紹介してきた職場のあんぜんサイトやNITEも実際に検索するところは味もそっけもないのですが、ケミココの場合、いきなり検索窓がほぼ最初に出てくるので何なんだろうと一瞬思ってしまいます。
ケミココは、検索結果からさらに情報元に行って内容確認する必要がある
例えば、検索窓にトルエンと入れると複数候補が出てきますが、その中の単純なトルエンの情報が知りたくて、クリックすると以下の図2、3の結果が出てきます。
図2、3を見てもらえばわかるように、出てくる情報は、各種法規制へのリンクだったり、技術的な評価の文書や環境における実態の報告へのリンクだったりします。もちろん詳しい情報は、そこに行けばあるのでしょうが、自分が知りたい情報がすぐに得られるという形式にはなっていません。
従って、自分でコツコツちゃんと調べる方には有用でしょうが、大雑把にいろんなことを知ってから、細かいところを調べたいというニーズには不向きかもしれません。リンク先のデータがどういうものか知っているプロの方には有用だと思います。
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