ふと気が付けば、2019年7月22日を過ぎていますので、 RoHS指令においてフタル酸エステル4種類の含有制限は、カテゴリー8と9を除いて始まっています。
ですが、当ブログのアクセスを見ると未だにというか、直近でもRoHS指令に追加されるフタル酸エステル(2)移行についての情報源の記事へのアクセスが比較的多くなっています。
いや、もう制限は始まってますから、今頃確認していては遅いんですけど、、。多分、自分たちがやっていることが大丈夫か確認のためにアクセスしていると管理人は固く信じています。情報源として紹介したHPなり文書なりは、信頼のできるところのものだと思って書いています。
「フタル酸エステル 移行性」と検索エンジンで検索すると管理人が紹介したサイトは初めの方に出てきますが、ほかにもいろいろと出てきます。
移行実験をした結果だったり、ガイダンスの解説をしたものもあります。いろいろな情報を集めて、自社の場合どうするのが良いか、どうすればリスクが減るのか考えてリスクの高いものから処置することが重要と思います。
それと分析メーカーのページですね。
分析それ自体は、管理という意味ではあまり役に立ちません(なんか分析メーカーの人に怒られそう)。管理のために分析を使ったらフタル酸エステルの場合、お金がいくらあっても足りない気がします。
原材料、部品、装置、備品などにフタル酸エステルが含まれているかどうかわからない時 、分析で確認する方もいるかもしれませんが、それは製造しているメーカーに聞けばふつう大丈夫なのではと管理人は思います。古くてもうわからないんだよという場合は仕方ないかもしれないですけど。
コメント
こんにちは
東京環境経営研究所のコラムで知りましたが、都立産業技術研究センターの情報誌TIRI Newsの2019年8月号で、フタル酸エステル類の移行性の検証と言う記事があったんですね。
同質の軟質PVC間であれば室温でも2時間で移行するとか、60℃なら硬質PVCでも8時間で移行するなど、従来の移行性のデータよりも早いタイミングで移行する例が報告されています。
管理される方には参考になるかと思いますので、ご紹介まで。
TIRI News 2019年8月号
https://www.iri-tokyo.jp/site/tiri-news/tirinews-1908.html
東京環境経営研究所のコラム(10/15付)
https://www.tkk-lab.jp/post/whatsnew20191015
通りすがり様、今回は、技術的な情報の紹介まことにありがとうございます。
このようなコメントを頂けると、このブログも役に立つ頻度が高くなると思います。
内容は、実際の実験結果ですので、管理をする方の参考になりますね。しかも結果は今まで言われてきたことと合致するものなで、そこも悩まなくて済みそうです。