化学物質管理に使われる用語(その4:CiP,CMS,SC(M))

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化学物質管理に使われる用語のシリーズですが、今回でいったん終了します。たった4回しかやってないじゃん、「そこへなおれ!」という声も聞こえてきそうです。ですが、アンケートでは一番希望が少なく、まあネット検索で何とかなってしまうレベルかもしれないので、より皆さんの希望の強い題材の記事を書こうと思っています。
やっぱりいるとかこれはどういう意味とかいうリクエストはいつでもお受けしております。ネタが尽きたらまたやるかもしれません。

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CiPはChemicals in Productsの略

たまにですが、製品系の化学物質管理をやっているとCiPという略号が出てくる時があります。管理人も最初にこの略号見たときに、なんじゃこりゃと思って意味がすぐには分かりませんでした。調べてみるとChemicals in Productsの略でした。日本語に直訳すると製品中の化学物質ですから、まあこういう略号が出てきてしまうのもわかります。なので、CiPは製品中の化学物質と丸ごと覚えてしまう方が楽そうです。

Googleでchemicals in productsの画像を検索してみると、いろんなタイプの画像が出てきますが、総じて体や健康に良くないものが取り上げられてる場合が多いです。世の中のものは化学物質の集合体ですので、悪い意味にだけ使われるのはかわいそうと管理人は思ってしまいます。

CMSは、Chemcal substance Management Systemの略

次に、CMSという言葉もたまに見ます。これも最初に見るとなんだ?という感じですぐは判らないと思います。これは、Chemical substance Management Systemの略で、化学物質管理システムのことを直接指す言葉です。QMS(品質管理)、EMS(環境管理)と区別するためにこの言葉が作られたのかもしれません。ただ、QMSやEMSの様にISOになっているわけではありません。

管理人としては、化学物質管理という別物の管理システムをまた作らなければならないのかというとそうでもないと思います。特に製品化学物質の管理は今までやっていないのであれば、仕組みは作る必要がありますが、化学物質管理のためだけに新たな別枠のManagement Systemをもう一つ独立して構築するのは結構無駄が多いと思います。このあたりでお悩みの方は、OFFICE KSにご相談いただくのもいいと思います(^^;。

SC(M)は、Supply Chain (Management)の略

SCは、実は化学物質管理の話だけではなくというか、むしろ物流管理において使われる言葉かもしれません。SC(M)は、Supply Chain (Management)の略で日本語では供給連鎖もしくは供給連鎖(管理)と言われるようです。ようですと書いたのは、Supply Chainの方が普通に使われているからです。
Supply Chainは、 製品が原材料の調達から、生産・物流・販売を経て、消費者の手に届くまでの全過程のことを指し、それ全体をコントロールすることがSCMです。

SCMが化学物質管理で重要なのは、製品中の化学物質を管理しようとすると、より上流においても化学物質を管理してもらわなければならないということが起きるからです。化学物質の場合、物理的もしくは電気的特性と違い、もし検証のために分析しようとすると多くの時間と費用が掛かります。これは、効率的な管理という点で非常によろしくないということになります。
従って、いかにSCMを用いて化学物質を管理してもらうかということが大事になります。

用語解説のリクエストがあればコメントやメールで

最初にも書きましたが、用語解説は希望が少なかったのでたったの4回で申し訳ないのですが、いったんシリーズ終了です。ただ、どうしてもこれは解説してほしいなどのリクエストがあればコメントなどに書き込んでいただけますようお願いいたします。

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