化学品および成形品のデータ作成支援ツールのV1形式のサポート継続!

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2024年7月24日にchemSHERPA HPに「化学品および成形品のデータ作成支援ツールのV1形式のサポート継続について(改訂2)」という案内がありました。

前回の記事で、chemSHERPAは、次はV2R1だなとか言っていたのにあっさり反故にしています(^^;。

これって、辞めるって言っていたV1形式のサポートを続けるってことだよね。どういうことなのか見てみましょう。

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V1形式が読めるchemSHERPAツールVer.2.05.00aは、使用期限がない

今回のV1形式サポート継続発表では、以下の点がポイントかと思います。

  • ツールのVer.は2.05.00a、使用期限は設定されていない(ずっと使える)
  • V1形式は読めるが保存は、V2形式での一時保存のみ(V1形式ではデータを吐き出せない)
  • 管理対象物質の範囲は、Ver.2.05.00時点でのもので、それより後に追加されたものはサポートされない

つまりこれは、とりもなおさず、V1形式からV2形式の一方通行という形になっています。

そして、これは発表文にも書いてありますが、

※V2形式の最新バージョンとして流通させる場合は、最新版のツールでその一次保存データを読み込み、最新化する必要があります。

chemSHERPA HPの案内文より

ということで、最新バーションに対応するためにはそれなりに手間はかかるということになります。

今回の発表を見て思うこと

今回の記事は、このVer.2.05.00aによるV1形式のサポート継続をお知らせするだけの記事です。

はっきり言って、chemSHERPAのHP見てくださいで済むような内容です。

ですが、わざわざ取り上げたのは管理人が今回の発表を見て思うことがあるからです。

今回の発表には「過去のV1形式のデータ資産を有効利用して頂くために」という文章も書かれています。

ですが、V1形式は対応しないと過去に事務局はリリースしています。しかしながら、今回の発表は(その2)となっているように、2回目のV1サポートの延長でありしかも無期限になってしまいました。

これは、今までV1形式のままデータを保持し続けていた企業からの要望(圧力)に対応せざるを得なかったことは明白です。

理由はいろいろあるでしょう。システム改修の予算が取れなかった、工数を捻出できなかった、そんなものはあとで良いと担当者が言われた、、、。

ですが、V1形式が対応されないと決まってから十分な時間はあったと管理人は思います。

対応としては、V1からV2にデータを変換してチェックして保持しておけば何ら問題はありません。もちろん、システム改修する場合を考えれば、ちょっとしたお金と工数はかかるでしょう。

こういったことは、後回しにすればするほど人と工数とお金がかかります。chemSHERPAの最新Ver.は既にVer.2.09で既にVer2.05から4回のマイナーVer.アップが行われており、9月にはかなり大きなVer.変更であるV2R1も控えています。

V1形式を未だに持っているところは、V2形式に変換したうえで、さらにV2R1形式に対応してください。

何が言いたいかと言うと、今でもV1形式のデータを読めるようにしてくれと言うのは相当さぼってたんですねと言うしかないということです。

いや、上司を説得できなかったんだよ、経営層が必要ないって言ったんだよ、お金がなかったんだよ、というのは、残念ながら努力が足りないと言わざるを得ないです。

chemSHERPAを自社のコンプライアンスの判断材料にしていないならそれでもいいでしょうが、それで化学物質の情報の判断をしているなら、担当者は意地でも上を説得しに行くべきだろうと管理人は思います。

まあ、もう当事者じゃないんでどうでもいいことなんですが(^^;。

もし自分だったら、V1のサポートが無くなると聞いた瞬間に説得しに(金と工数をくれ!)行きます。

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