chemSHERPAデータ作成支援ツール付属文書解説(その7)

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今回の記事は、chemSHERPAデータ作成支援ツール付属文書解説(その7)になります。

今回は、付属文書解説の残っているものつまり、成形品ツール_操作マニュアル、成形品ツール_入力マニュアルについて解説します。

とはいってもこの文書を解説しても、あと1か月半後くらいにはchemSHERPAデータ作成支援ツール V2R1がリリースされてしまうため、かなりこれらの文書内容は変わってしますでしょう。

ですので、現時点で詳細に解説してもほぼ意味がありません。

しかし、どういった文書であり、どういう内容が書いてあるのか、そして注意点は何かと言うことを示しておくことで、V2R1の付属文書も読みやすくなると思います。

このシリーズは、今回で一旦終了になりますが、V2R1のリリース後記事化する可能性は高いです。

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成形品ツール_操作マニュアルとは何か?

成形品ツール_操作マニュアルも成形品ツール_入力マニュアルもpdfで提供されています。

成形品ツール_操作マニュアルは、操作説明書という位置づけになっています。変更履歴や目次を除いた本体部分はP.85あります。

目次の大項目は

  1. はじめに
  2. ツールの概要
  3. ツールの起動
  4. chemSHERPAデータの作成、閲覧
  5. 新規にデータを作成する
  6. 作成済みのchemSHERPAデータを流用して作成する
  7. AIS、JGPSSIデータを流用して作成する(提供終了)
  8. 複合化機能を利用して作成する
  9. 依頼データを作成する
  10. 依頼データを受けて、回答を作成する
  11. 承認データを作成する
  12. 成分情報の入力
  13. 遵法判断情報の入力
  14. 作成済のchemSHERPAデータを閲覧する
  15. その他の機能
  16. 補足情報
  17. 成分→遵法判断情報の自動変換仕様
  18. コンバート仕様(提供終了)

という感じで、結構項目は多いです。

この中で、データをいろんなやり方で作成したり、承認したりするプロセスは、chemSHERPAの学習動画やセミナーなどで、割と詳しく解説されます(項目では、4.~13.)。

ところが、3.のツールの起動や16.の補足情報にはそういった学習動画やセミナーではほとんど解説されない結構重要なことが書かれています。

例えばPCの日付の設定は、必ず西暦でなければならないとかです。

そして、データの作成や承認のやり方の操作については、以下のように、やる操作の部分が赤枠で囲まれ番号が付いています。

chemSHERPA 成形品ツール_操作マニュアルより引用

番号は通常操作の操作順にふられており、説明の文章がその番号に対応して説明されています。

この部分は結構判りやすいかもしれません。

ただし、注意点はこの操作説明部分にも結構重要なことがポロっと書かれている点に注意が必要です。

例えば、材質や部品の質量の警告、エラーの条件や、物質検索の際に日本語の場合は必ず全角入力、EC番号での検索は必ず「部分一致」で行うなどです。

このような点は、ここにだけ書かれていると結構判りにくいでしょう。

成形品ツール_入力マニュアルとは何か?

一方の成形品ツール_入力マニュアルは、操作マニュアルとは全く違っており、

目次の項目は

  1. 基本情報画面
  2. 成分情報画面
  3. 遵法判断情報画面
  4. [補足1]遵法判断情報の入力:成分→遵法判断変換を利用して遵法判断情報を作成する方法(IEC62474エリアの場合)

となっており、この文書がどういうものであるのかの説明もなく、以下の図のようにExcelの表をpdfにしたような文書です。


chemSHERPA 成形品ツール_入力マニュアルより引用

画面の項目とその説明、データ入力形式(属性、桁数/書式)、備考が延々と書かれています。全P.62にわたってこの調子です。

この書き方は、なんだかデータベースやプログラムの個々の項目要件のリストのように見えます。

ところが、この中にも結構重要な注意点が書かれていたりします。

例えば、China-RoHS適用除外の選択のやり方とか、SCIP情報のArticle Categoryの検索の仕方などです。

ということで、ここからは管理人の考えなのですが、成形品ツール_操作マニュアルも成形品ツール_入力マニュアルも最初以外は、普段あまり使うことがなく、chemSHERPAの疑問点が生じた時に参照する文書になると思います。

ところが、今の状態だとどこに書いてあるのか探すのは大変です。

できれば一つの文書であるといいなあと思ってしまいます。そして、操作マニュアルと入力マニュアル内容が紐づけされていれば便利だろうなと考えます。

文書を書く方は大変でしょうけどね。

次回のchemSHERPAの記事は、多分V2R1リリース以降

今回は、成形品ツール_操作マニュアル、成形品ツール_入力マニュアルを見てきましたが、chemSHERPAは、もうすぐV2R1にバーションアップされるため、これらのマニュアルは大きな変化が予想されます。

ということで、今回はこれらの文書の紹介のような形になりました。

また、次回のchemSHERPAの記事は、多分V2R1リリース以降になると予想されます。リリースされたら、またシリーズとして記事化していく予定です。

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