2023年7月10日、chemSHERPAのHPに「化学品および成形品のデータ作成支援ツールのV1形式のサポート継続について(改訂)」という記事が出ました。
何だろうなと思って読んでみるとchemSHERPAのV1のデータを読めるツールを作ってV1のサポートを延長するということのようです。
早速見てみましょう。
chemSHERPAツールVer.2.05では2024年7月末までしかchemSHERPAのV1のデータが読めない
今まで、chemSHERPAのV1データは、まだサポートが続いているchemSHERPAツールVer.2.05.00でのみ2024年7月末まで読み込むことができるということになっていました。
今回の解説ページに、
chemSHERPAツールVer.2.05.00でのV1形式でのデータ入力は2024年8月まで可能としています。
とありますが、V1のデータが作れるわけではなく、読み込むことができるだけです。
入力というデータが作れると勘違いしてしまいそうですが、そうではなく、読み込むことをデータ入力と表現しています。
2024年8月以降もchemSHERPAのV1のデータが読めるツールが作られる
今回の案内は、2024年8月以降もchemSHERPAのV1のデータが読める支援ツール、
chemSHERPAツールVer2.05.00a
が作られるという案内です。以下、案内ページの引用です。
- 公開時期:2024年8月までに公開予定。
- 公開期限:制限無し。
- 仕様 :V1形式のデータ読込/V2形式の一次保存データ出力に限定。
(V2形式の最新バージョンとして流通させる場合は、最新版のツールでその一次保存データを読み込み、最新化する必要があります。)
これを見ると、公開期限に制限なしとなっているので、V1形式のデータは、延々使えるということになります。
理由は、V1形式のデータ資産を有効利用するためとのことですが、今まで、V2移行を推進してきた方向性からするとだいぶ後退しているようにも見えます。
あくまで管理人個人の考えですが、公開期限の制限なしはありえないと思います。
chemSHERPAというか、事務局であるJAMPが会員制の任意団体であるのでこうなってしまうでしょう。
管理人がいまだに会社に所属しているなら、社内には
いついつまでにV2にしろ!
という指令を出すでしょうね。
V2にできないのは単なる言い訳に過ぎないというのが、管理人の感想です。
あっ、最後はちょっと個人の感情が出すぎました(^^;。
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