2024年8月21日、chemSHERPAのHPに「chemSHERPA物質リスト(Ver.2.10.00)の改訂とデータ作成支援ツール(V2R1.00.0)公開予定のお知らせ」が掲載されました。
今回は、この記事を見ていきたいと思います。
chemSHERPA物質リスト(Ver.2.10.00)への改訂
chemSHERPA物質リストは現在、chemSHERPA Ver.2.09についている文書では、Explanation_of_chemSHERPA_Declarable_Substances_Ver2.09.01rev_JPとなっています。
この度、chemSHERPA物質リストは、Ver.2.10.00に改訂されました。
DLする場所は、chemSHERPAのHPのデータ作成支援(ツール等)のタブにある、管理対象物質情報にあります。
主な改定内容は、以下の通りです。
- LR01 化審法 第1種特定化学物質 : 2024-03-12
- LR06 REACH規則 SVHC: 第31次SVHC
- LR07 REACH規則 Annex XVII:(EU) 2024/1328
- LR08 医療機器規則(MDR):SVHC:第31次SVHC CLP: (EU) 2024/197
- IC01 GADSL:2024年 Ver.1.0
- IC02 IEC62474: D29.00版
chemSHERPA管理対象物質説明書 Ver.2.10.00は、8月21日に公開されましたが、それ以前の8月9日にchemSHERPA管理対象物質参照リスト Ver.2.10.00が既に公開されています。
これらの文書がどういうものかは、chemSHERPAデータ作成支援ツール付属文書解説(その1)から7回にわたっての解説中に書いてありますので参考にしてください。
chemSHERPA V2R1.00.0公開予定は?
では、気になるchemSHERPA V2R1.00.0の公開予定はいつになるのでしょうか?
今回の発表によれば、9月17日頃に外部リスト類改訂版(Ver.2.10.00、正式版)を配付とあります。そして、本リストを組み込んだchemSHERPAデータ作成支援ツール(V2R1.00.0)を公開する予定です。
と言う表現がされていますので、chemSHERPA V2R1.00.0公開は、早くても9月中旬以降になるでしょう。最も早くて、9月17日ですかね。3連休の後ですし。
と言うことは、8月31日が試用期限になっているchemSHERPAデータ作成支援ツールV2R1_beta4 (サンプル同梱)に対して、もう一度試行延長のためのbeta5が出るのでしょうか?
こちらは良く解りません。
とは言え、後1か月後くらいには、chemSHERPAのデータ支援ツールに対して割と大きな改定が行われることになります。
新たなツールが出たら、少しずつ管理人も学習しながら、記事化していきたいと思っています。
コメント
ん~結局
全成分開示の是か否かってのは何一つ説明なく
一方的にシステムに落とし込まれて配布されるんですね・・・
全成分開示が対応できない場合はどうする?
拒否権はあるのか?
JIS規格材料でも一々手打ちする必要あるの?
JAPIAと何が違うの?むしろ使いづらい
旧データとの整合性は?
最大含有率を入力するの?規格中央値を入力するの?
もし最大値なら100%超えるけど
例えば、9割の物質を最大値で入力したら100%超えたので完了できるけど
データ上、全物質入力して100%超えてるのか、9割の物質の最大値入れたから100%超えてるのか見分けつかなくね?とか
色々聞きたいことあるんだけど
絶対混乱起こすと思うの・・・
パンダ様、コメントありがとうございます。管理人です。
確かに、まだいろいろとわからないことも多いですね。もちろん、混乱はある程度あると思います。
でも、管理人はすぐにはうまく切り替わらないし、V1からV2の時みたいに3年程度はかかるんでしょうと思っています。
管理人は、既に現場から離れて10年も経ちますし他人ごとになってしまっていますが、実際にやる皆さんは、毎日振り回されながら呪詛の言葉も言いたくなってしまうかもしれませんね。
管理人も、会社にいた時は毎日いっぱいいっぱいだった時もあったので、お給料と思って頑張ってください。何の慰めにもなってない(^^;。