2021年9月14日 chemSHERPA HPの最新情報に「化学品および成形品のデータ作成支援ツール修正版(Ver.2.04.00)を公開しました。」ということでchemSHERPA Ver.2.04.00がリリースされました。
管理人も早速ダウンロードしました。
Ver.2.03.10からVer.2.04.00で何が変わったのか
Ver.2.04.00のリリースノートを見ると、Ver.2.03.10から どのように変化したのかがわかります。
大きく今回変わったのは、成形品用のデータ作成支援ツールでしょう。
製品名が半角英数でしか入力できない
基本情報画面の製品名が、今までは全角文字(つまり日本語のようなもの)でも入力できていたのですが、それが半角文字(英数)のみしか入力できなくなっています。半角の記号が入力できるのかはまだ検証していません。
それと成分情報画面の階層名と部品名も全角文字で入力すると警告が出ます。入力自体はまだ可能です。
これらは、SCIP情報画面にデータを持っていくためには必要です(SCIP自体が半角文字しか受け付けない)。
SCIP情報画面へArticleを分母とした濃度を参考表示
成分情報のSCIP情報画面の一番右に、 SVHCのArticleを分母とした濃度が表示されるようになりました。あくまで参考表示のようですが、便利かもしれません。
成分情報のTSCAの適用除外選択機能追加
これは、最近話題になっているTSCAの6条に対応するPBT5物質に対して、適用除外の用途が設けられたため(RoHSと似ている)、成分情報のchemSHERPAに収載されているTSCA規制物質に対して用途の選択機能が設けられたということです。
唯一の遵法判断エリアであるIEC62474エリアの情報更新
こちらは、IEC62474の対象物質リストがバージョンD23.0になったことへの対応です。
大きな変更はTSCAへの対応だけかな
今回大きく変更があったのは、TSCAへの対応ですかね。
英数半角しか入らない項目ができていたりしますが、まあ、そういうもんだと割り切るしかないと思います。
そのうちほかの項目も半角しか入らなくなるので、今のうちから半角でだけ入れるようにした方が楽です。
ということで、今回はほぼchemSHERPA Ver.2.04.00がリリースされたという情報だけでした。
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