chemSHERPA V2R1.01.0の公開の遅れが発表されています

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通常、chemSHERPAは、新たなSVHCが発表されると2か月後程度にマイナーバーションアップされます。

従って、今回の場合だと3月中くらいにはchemSHERPA V2R1.01.0になる予定でしたが、公開が遅れるというアナウンスがありました。

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公開遅れの理由

今回の公開遅れの理由は、chemSHERPAの事務局の問題ではありません。

アナウンスの中に理由が書かれていますが、chemSHERPAは、IEC62474に準拠したツールなのでその改定が遅れたことにあります。

IECは、国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)のことで、電気電子業界の規格を扱うISOのような団体と考えればわかりやすいでしょう。従って、各国から代表が出て行って議論することになります。

この中の、IEC62474は、電気・電子製品及び電気・電子業界のためのマテリアルデクラレーション
Material declaration for products of and for the electrotechnical industryと言うもので、物質に関しての開示のルールを決めているものです。

開示すべき物質リストは、データベースとして更新されていきます。chemSHERPA V2R1.00では、IEC62474のD29と言うバージョンに対応していました。

しかし、SVHCが加えられるたびに収載物質の検討が行われ、バーションが上がっていきます。従って、chemSHERPA V2R1.01ではD30が使われる予定なのですが、それの公開が大幅に遅れたことに引きずられて、chemSHERPAの次のバーションも遅れるというわけです。

ブログ更新頻度について

ブログの更新頻度は、今年は週1回くらいになりますと年末、年始にお伝えしたのですがSVHCの追加があったので1、2月は週2回くらいの更新になっていました。

今週は、もう1回更新すると思いますが、それ以降はよほど大きなことがなければ週1回の更新の予定ですのでご承知おきください。

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chemSHERPA
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コメント

  1. ステップ より:

    その間に、先日アップされました『製品含有化学物質管理におけるコミュニケーション』がバージョンアップされていました。
    弱小川上側の方々からの矢が届いたような気がしないでもない修正なのですが(汗)、付け焼き刃で修正したのでしょう。既に脱字を発見しております(笑)。
    それとやはり『化学物質管理』という名称のルールですから、ここに4M変更をぶち込むというのは、あまりにも横暴に感じます。それなら、『4M変更におけるコミュニケーション』という名称のルールを作成したほうが、マッチする内容で、腑に落ちる内容になるような気がします。

    • OFFICE KS より:

      ステップ様、コメントありがとうございます。そうなんですね、知らなかったので早速ダウンロードしてみました。結構いろいろ変わってますね、というか川中に配慮した形になってるのかなと思いました。

      それと4M変更管理の件なんですが、今まで管理人が経験したなかから項目として足すことは問題ないというのが管理人の意見です。
      見方を変えると製品の含有化学物質管理は、既に製品のスペックの一部とみなすことができるからです。
      4M変更管理は、サプライチェーンも含めた製造プロセス全体に及ぶ概念だということを理解したうえで、化学物質に関わる部分の4M変更管理の側面がコミュニケーション上必要だと思うからです。

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