身近な化学物質 その14です。
身近な化学物質 その13では、歯ブラシを例にどんなプラスチックが使われているか見ました。
使われる材料としてポリプロピレン、SBC、ポリエステル、ナイロン、飽和ポリエステル樹脂がありました。歯ブラシに5種類のプラスチックが使われることになります。
それ以外にも、スーパーのレジ袋はポリエチレンですし、ペットボトルのボトル部分は、本当にPETでできています。
これらのプラスチックは、その性質によって適切な部分に使われます。でも、プラスチックはなんだか呪文みたいに訳のわからない名前で呼ばれているものばかりです。
普通の人が、ポリプロピレンと聞いても何じゃそれだと思います。多分高校の化学で習うのかもしれませんが、社会に出れば忘れてしまう人がほとんどでしょう。
歯ブラシの場合、ポリプロピレンは主に柄の部分に使われています。さらにペットボトルのキャップもポリプロピレンであることがほとんどです。この呪文のような名前は、ポリとプロピレンに意味上分けることができます。ポリは化学の世界では沢山を意味します。プロピレンは化学物質の名前です。由来は、管理人は知りません。ですので、ポリプロピレンは、プロピレンが沢山つながったものの意味です。
プロピレンはCH2=CHーCH3のような構造を持った化合物なので、これを沢山つなげる反応を起こすとCH2ーCH(CH3)ーCH2ーCH(CH3)ーCH2・・・・のような構造になって、沢山つながります。プロピレンは、もともと常温では気体ですが、つながった結果のポリプロピレンは固体になります。分子量がすごく大きくなるからですね。
プラスチックの性質については次回以降に。
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