身近な化学物質(日用品に使用される化学物質その4)

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前回の記事(身近な化学物質(日用品に使用される化学物質その3))から、今回はそれほど時間が経っていないので、ちょっとほっとしている管理人です。

ですが、今回の化学物質は、正確には日用品に使用される化学物質ではありません。使用するというと、意図的にそれを使うのが普通ですが、今回の物質は、勝手に入っています。

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朝食のコーヒーやお茶に入っている成分

本当は、朝食を取った後に歯を磨く方も多いでしょうが、まあ、それは人それぞれということで。
管理人は、朝食はパン派で、パン1個とコーヒーは必ず飲食します。

もちろん、紅茶派だとか、和食だとかいうかともいらっしゃると思うのですが、和食派でも朝1杯のお茶を飲む方も多いでしょう。

そう、今回の化学物質はカフェインです。

食品・薬品・化粧品は基本、扱わないはず

このブログは、食品・薬品・化粧品など直接身体に作用させる化学物質は基本的に扱いません。

以前も書きましたが、生物学的な話は管理人の専門外だからです。
ですが、一応カフェインは、広く知られている化学物質なので、化学物質として取り扱うことにします。今後もよく知られている化学物質は扱う場合もあるかもしれません。

生物学的作用とか生理活性とかいう話の詳細は、別の有用なWEBページを探してください。

カフェインは、骨格に窒素を含むアルカロイド

カフェインは、いろんな飲食物に含まれていますが、化学構造式は下図のようなものです。

カフェインの構造式
カフェインの構造式

カフェインは、英語表記ではcaffeineで、化学式はC8H10N4O2、分子量 194.19、CAS登録番号は58-08-2です。

上記の化学式で書かれるものは、無水カフェインで、一水和物も知られています。

カフェインは、天然物からの抽出による方法と化学的合成方法の両方から製造されているという意味で変わっているかもしれません。

構造式を見てもらえばわかりますが、環の中に4個の窒素を含む化合物です。このような窒素を含む化合物は、いろいろな生物によって作られますが、植物由来のものが有名です。このような、窒素を含んでる天然化合物の一群はアルカロイドと通称されます。
アルカロイドと称される物質には結構やばい化合物も入っていたりします。

さて、カフェインは、興奮作用や利尿作用などが調べると出てきますし、薬などにもよく入っていますが、一般工業製品としての化学物質としては、特別な規制はなされていません。

規制がないからといって、安全というわけではない

当ブログで主に扱う一般工業的製品で普段薬品として事業所などでカフェインを扱う人ってそんなに存在しませんよね。

カフェインは、通常でも日々摂取する化学物質です。ですが、当然摂取量が過剰になるといろいろと弊害が起こることは知られています。
薬としての効能をうたう場合は、薬機法の対象になります。食品に添加されている天然カフェインの場合は、食品添加物としての規制もあるはずです(表示とか)。

管理人は、こういう法律や規制に詳しいわけではないので、このような内容も専門のページをご覧ください。

ただわかっているのは、体に摂取するもので同一物を大量に摂取した場合、どんなものでも危険性がある(つまり毒性がある)ということです。
摂取量が少ない場合でも生命の危険にさらされる化学物質は、通常、毒と呼ばれますが、そうでない物質でも多量に摂取したり曝露したりすれば毒になります。

絶対に安全な化学物質なんて存在しません。

ちなみに、いくつかのサイトで調べた限りでは、中毒というかある種の危険性が無い範囲は、平均的な成人で一日にコーヒー3杯程度のようです。
コーヒーを1日10杯も飲む人は、明らかにカフェイン中毒になるか既になっていると言って良いようです。
また、エナジードリンクにも結構入っているそうですので気を付けましょう。

何事もほどほどに。

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