2020年7月17日、chemSHERPAのHPに「商社ガイダンス 第3.1版 (英語版)」が公開されました。
chemSHERPAの管理ガイドラインのページの中ほどに、ガイダンスだけまとまっているところがあります。最新ですので、現在その一番最初に記載があります。
当たり前ですが、全て英語の文書です
ガイドラインがまとまっているページで商社ガイダンス 第3.1版 (英語版)を探したら、右にダウンロードページへというボタンがありますので、そこを押して現れるページに必要事項を書き込んでダウンロードしてください。
ちなみにchemSHERPAには、English/ 中文 (部分)という中途半端な英語のページが存在しますが、そこにも当然書かれています。
ですので、海外の商社に頼むときでもこの文書を参照してねということは可能です。
英語版と書いてあるくらいなので、ダウンロードした文書は、全て英語で書かれています。
日本語版は昨年発行されている
英語版について書かれている下の方に、日本語版の商社ガイダンスも存在します。日本語版の発行は、2019年10月1日となっています。
今回、わざわざこの記事を書いたのは、商社の方々は、化学物質の情報伝達に関してどう扱えばいいのか最初は困ると思うからです。
実際には、商社であっても自社が商品を販売している以上、サプライチェーン上での化学物質の情報伝達は、原則行わなければなりません。
商社の販売方法は、様々なので、ガイダンスには、色々な商流の場合分けに対応して、「製品含有化学物質管理ガイドライン第4.0版」のどの項目を実施しなければならないかが書かれています。
chemSHERPAでは何をしなければならないかも書いてある
商社の方が、chemSHERPAで情報伝達する際にはどうしなければならないかは、chemSHERPAの関連説明資料のあるページにchemSHERPA商社向け説明資料として日英中の資料が掲載されていますが、商社ガイダンスの中にも軽く触れられています。
実際の操作に関していえば、chemSHERPA商社向け説明資料を見た方がわかりやすいと思います。
商社特有の大変さ
商社の方からデータを製品中の化学物質の情報をもらえないという話は、少し前はよく聞きました。
実際、商社の方は自社で製造するわけではなく、何らかの形で売り手と買い手をつなぐような仕事をしているので、いわゆる化学物質情報のようなものに関心が薄い場合もあるでしょう。
また、取り扱っている製品が非常に多数に渡る場合もあり得ます。
ですが、商社もまたサプライチェーンを構成している一つである以上、必要な情報伝達は化求められると思います。化学物質に関する情報伝達はその中の一つにすぎません。ものを売っている以上、必要な要求は顧客からくると思います。
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