グリーン調達基準の選定、DL過程については(その7)をご覧ください。
今回は、 用語:含有 の説明です。
グリーン調達基準とその付属書類に用語の定義や説明がある7社のうち”含有”がある会社は5社ありました。というか、最も多く説明されています。
”含有” なので、何かに化学物質が含まれていることを指すことには間違いありません。ですが、その表現は各社様々です。5社のうち、
最も短い ”含有”の定義(説明)(面倒なので、この記事の今後の用語は定義に統一させていただきます。 )は、
・化学物質が納入品に含まれること。
一方、最も長い ”含有” の定義は、
・ 物質が意図的であるか否かを問わず、製品を構成する部品、ユニットまたはそれらに使用されている原材料に、添加、混入、付着することを指します。製造工程において意図せずに製品に混入、付着する場合も含みます。つまり、最終的に製品に残存している状態を指します。
いや、文章の長さは、ものすごい差です。でも結局内容は、納入されているものに化学物質が含まれていることを言っています。
色々な修飾がついているのは、これまでの化学物質管理の変遷をある意味表しています。
作っている人たちでさえ気が付かなかった(当然、機能を出すために添加しているものではありません)工程中での混入や付着により禁止化学物質の検出が過去にあったからいろいろな表現で修飾されている訳です。
たとえどんな形にせよ、化学物質aが納入されてきた部品や原材料に含まれていたら、それらは化学物質aを含有しているということになります。
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