今回は、REACH SVHC:追加分だけゆっくり解説(6)です。
第24次は、2物質だけだから今回でおしまいと思いましたが、多分、そうはならなさそうです。第24次SVHCの発表に関する投稿もご覧ください。
第24次SVHC Dioctyltin dilaurate, stannane, dioctyl-, bis(coco acyloxy) derivs., and any other stannane, dioctyl-, bis(fatty acyloxy) derivs. wherein C12 is the predominant carbon number of the fatty acyloxy moietyの基本情報
第24次SVHCの2番目は、Dioctyltin dilaurate, stannane, dioctyl-, bis(coco acyloxy) derivs., and any other stannane, dioctyl-, bis(fatty acyloxy) derivs. wherein C12 is the predominant carbon number of the fatty acyloxy moietyです。前回のBis(2-(2-methoxyethoxy)ethyl)etherも化学をかじった人でないとほとんど暗号ですが、これに至ってはこれ何ですか?状態です。
実際のところ、この物質は単一物を書いているわけではないので、今までのように基本情報として何か書けるというわけではありません。また、CAS番号もEC番号もありません。
ですが、このSVHCの項目には、同じ項目のところに更に二つの物質が展開されて書かれています。
その一つは、Dioctyltin dilaurateで、もう一つは、Stannane, dioctyl-, bis(coco acyloxy) derivs.です。これらの二つ?の物質は、CAS番号もEC番号もあります。
最初の物質名を見ると、この物質はDioctyltin dilaurateとStannane, dioctyl-, bis(coco acyloxy) derivs.はもちろんですが、他のbis(fatty acyloxy)誘導体でC12が炭素鎖として優位であるような誘導体もすべて含まれるということになっています。
SVHCに指定された理由は、第24次SVHCの発表に関する投稿にも書きましたが生殖毒性です。
物質名のところを直訳すると、
ジオクチルスズジラウレート、スタナン、ジオクチル、ビス(ココアシルオキシ)誘導体、および他の任意のスタナン、ジオクチル、ビス(脂肪性アシルオキシ)誘導体。 C12が脂肪性アシルオキシ部位の優勢な炭素数である場合。
というようになると思うのですが、日本語にしてもやっぱり何かの呪文としか思えません。
従って、もう2回ほど使って、展開されている二つの物質について見ていきたいと思います。
今回は手抜き?
今回の記事は、すごく短くて手抜きじゃないの思われてしまうかもしれません。いや確かにその通り、、、。
実は、管理人、先週3日3回WEBによるオンラインセミナーの講師をしていました。久しぶりに体を拘束される仕事でしたので、ブログに割く時間が減っていました。
今週からは、今まで通りのペースに戻ると思います。
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