2022/6/10、One hazardous chemical added to the Candidate ListがECHAのHPのNEWSにが載りました。
NEWSは、そのうち消えるのでその際は、実際の物質リストのページに行ってください。
いつもより、すごく速いよ。去年なんか夏の更新(第25次SVH)は7月になってからだったのに。
評価する物質が1物質だけだったからですね、きっと。
今回は、1物質増えたので認可候補物質は、224物質になります。
追加されたのは1物質
じゃあ、見ていきましょう。といってもECHAのニュースの物質の書かれているところのほとんどコピペです(^^;)。
1. N-(hydroxymethyl)acrylamide
CAS No.:924-42-5
EC No.:213-103-2
Reason for inclusion: Carcinogenic; Mutagenic(発がん性;変異原性)
Examples of use(s) (使用例): 重合用モノマーとして、フルオロアルキルアクリレート共重合体として、塗料・コーティング剤に
追加情報
日本名:N-(ヒドロキシメチル)アクリルアミド、N‐メチロールアクリルアミド、N-メチロールアクリルアマイドなど
化学式:C4H7NO2
構造式:
分子量:101.1
職場のあんぜんサイトのSDSでは、
- 飲み込むと有害
- 強い眼刺激
- 生殖能または胎児への悪影響のおそれ
- 神経系臓器の障害のおそれ
- 長期にわたるまたは反復ばく露による神経系臓器の障害のおそれ
の危険有害性が記載されています。
また、NITEのCHRIPには用途として、以下のものが記載されています。
繊維・皮革・樹脂改質剤,塗料・接着剤原料
日本においては、安衛法の名称等を表示し、又は通知すべき危険物及び有害物(ラベル表示・SDS交付義務対象物質)で、食品衛生法でポジティブリストにあげられています。
ということで、使用されている可能性はある物質だと考えます。
認可候補物質は224物質(群)になりました
今回の、第27次SVHCの追加1物質で、認可候補物質は224物質(群)になりました。
SVHCが追加された際いつもやっている、「REACH SVHC:追加分だけゆっくり解説」は、今回1物質だけの追加で最低限のことは書いたつもりなので、新たな記事は書かないことにします。
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