ECHAから2025年3月19日に3月に行われたRAC(リスク評価委員会)とSEAC(社会経済分析委員会) meetingsのハイライトの報告がありました。
今回は、その内容を見ていきましょう。
PFASの制限に関する件について
このハイライト報告には、まず、(PFAS)の制限に関する提案の評価を継続したとあります。
そして、両委員会はフッ素化ガスの用途に関する暫定的な結論に達したということです(内容までは不明)。
また、RACは輸送およびエネルギー用途に関する暫定的な結論に達したが、SEACは6月の会議でこれらの分野の議論を継続するとあります。
従って、まだ全体として結論が出たわけではありません。
また、今後の会議で評価を行う分野を発表されています。6月の会議の暫定計画には以下のものが含まれています。
- 医療機器(RACおよびSEAC)
- 潤滑油(RACおよびSEAC)
- 輸送(SEAC継続)
- エネルギー(SEAC継続)
- 電子機器および半導体(RACでの導入的議論)
さらにその後には、
- 電子機器および半導体
- 残りの用途
の評価が行われると書かれています。先は長そうです。
と言うことで、REACH規則のPFAS制限の規制は、今年中はありえないですし、来年すらありえない領域にはいってきているのではと管理人は思ってしまいます。
PAFS制限以外の項目
RACとSEAC meetingsは、別にPFASの制限だけの議論をやっているわけではありません。他の評価も行っています。
まず一つ目は、調和された分類および表示の件です。
RACは、調和された分類および表示に関する13件の意見を採択した、とあります。この中の主なものには、以下が含まれます。
硝酸銀:RACは、生殖毒性(生殖能力および発育への影響によるカテゴリー1B)および発がん性(カテゴリー2)に対する新たな分類を含め、9つの危険有害性クラスにおける分類の追加または修正を推奨している。
合成非晶質シリカ:RACは、吸入による長期または反復暴露により呼吸器に損傷を与える物質として、調和された分類を導入することを推奨している(STOT RE 1)。
二つ目は、認可申請に関することで、RACは17日、認可申請に関する草案意見6件について合意した、とあります。
また、RACとSEACは認可申請に関する4件の意見と、レビュー報告書に関する3件の意見を採択したとあります。
その他
上の各評価に対する詳細は、附属書類を見てねと言うことで、ページ下部にリンクが張られています。
更には、RACのロベルト・スカッツォラ議長とSEACのマリア・オッタティ議長による「より安全な化学物質」ポッドキャストも聴いてねと書かれており、ポッドキャストを聞けるようになっています。
より深い内容を知りたい方はどうぞ。
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