化管法の指定化学物質の見直しに関する報告が公表されました

2020年5月1日に経済産業省の化管法のページに「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律に基づく第一種指定化学物質及び第二種指定化学物質の指定の見直しについて(報告)」[2020.5.1](PDF形式:2,239KB)の公表がありました。

三省の化管法対象物質見直し合同会合の結果の報告です

この報告は、経済産業省の化学物質審議会 安全対策部会 化管法物質選定小委員会、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会 薬事分科会 化学物質安全対策部会 PRTR 対象物質調査会、環境省の中央環境審議会 環境保健部会 PRTR 対象物質等専門委員会の合同会合である、化管法対象物質見直し合同会合で検討された結果の報告です。

ああ、もう三省にまたがっているので文章にすると長くて面倒くさいです。こういうの何とかならんのかな。こういう点だけは欧州数は、一応ECHAに統合されているのでいいなと思ってしまいますね。

内容は、その報告を見てくださいという話になってしまうのですが、それだけだとあまりに不親切ですね。

書いてある順番(まあ、目次なんですが)は、議論というより考え方の順序になっています。単純には

1.現行の物質選定の考え方と課題
2.令和元年度の見直しにおける物質選定の考え方(今回の物質選定の考え方)
3.物質選定における今後の課題

という構造になっていて、2.令和元年度の見直しにおける物質選定の考え方が詳細に項目分けされて記述される形になっています。

管理人は、この分野には全く精通していないので読んでも完全に理解できるかはなはだ疑問です。
ですが、報告書本文の考え方の基本だけ理解して、この報告の文末にある別添を見るのは役に立ちそうです。それは以下のようなものです。
別添1 PRTR 及び SDS 対象化学物質の有害性の観点からの選定基準の詳細
別添2 有害性の情報源
別添3「現行の第一種指定化学物質ではない物質のうち、化審法用途のみの物質」の化管法物質選定用排出係数
の算出結果
別添4 生態の観点からの特定第一種指定化学物質の選定方法
別添5 選定された物質の一覧

実際にPRTRの報告の実務に関わっている人にとっては、別添5が大事かもしれませんね。

物質の見直しが制度に反映されるのはこれから

今回のは、化管法の指定化学物質の見直しに関する報告であって、これがこのまま、PRTR制度に反映されるとは限りません。規制上の審議を経て文言が書き換えられて公布、施行という形になるはずです。
物質の変更がいつになるのかは、今のところ管理人は知る由もありません。
まあ実際には、この報告と同じページに載っていますが、この件に関するパブコメも終わっているのでそれほど大きな変更にはならないとは思います。
今回は、経済産業省のHPで確認しましたが、厚生労働省及び環境省のHPでも確認することは可能です。
こういうところもめんどくさいよね。3倍労力かかってるもん。