化学物質の規制情報のサイト(その15)JEMAI

今まで化学物質の規制情報のサイトを2回のシリーズに分けて(1-10と11-15)で紹介してきましたが、今回でいったん終了になります。

紹介してきたのは、日米欧と国際機関の大枠でのページなので、それはそれは深く掘ればいくらでも出てきてしまうと思うのですが、何処まで詳細に書くかと言うことになります。
一応、このブログが少し易しいけどまあ許せるレベルを狙って書いていますのでこんなものかなと思っています。

それで、区切りとしての最後のサイトは管理人がお世話になっている、JEMAI(一般社団法人産業環境管理協会)です。

JEMAIにとって化学物質の規制情報提供は業務の一部

JEMAIは、一般の人にはほとんど知られていない一般社団法人だと思います(なんじゃそれ)。
環境系の仕事を会社の中でやっている人には、そこそこ知られていると思います(思いたい)。

ですが、それらの人々も大部分、公害防止管理者試験を国から委託されてやっているところと言う認識だと思います。まあ、当然そう言う面が表に出るのはわかります。何せ、特定の企業においては公害防止管理者を置くのは、法律上決められていますからね。

ですが、JEMAIの業務内容はそれだけではありません。

環境関係の標準化(ISOやJISなど)に関する活動、資源やリサイクルに関する活動、土壌・地下水汚染に関する環境サイトアセッサーに関する業務、CLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス)やJAMP(アーティクルマネジメント推進協議会)の事務局業務などもやっています。

まあ、企業における環境全般のお手伝いをやっていると言って良いでしょう。

その中の一つに、化学物質管理があります。JEMAIのトップページの下の方に事業別探すという項目があり、そこにオレンジ色のタブとして項目があります。

こう言ってはなんですが、JEMAIのHPは部署ごとに勝手に作られているものが多く、それをトップページからリンクしているだけなので、全く統一感が無く使い勝手は良くありません。
ですので、化学物質に関しても色々なところに分散しています。

化学物質規制に関してはサービスが中心

さて、JEMAIのどこに化学物質規制に関する情報や記事があるのかというと実はあまりありません。そのほとんどがサービスになってしまっているからです。では、どこに何があるのか一応紹介します。
ただし、chemSHERPAに関しては、JAMPの事務局がJEMAIにあるだけですので省略します。

JEMAIの会員に対するサービスJEMAI CLUB

JEMAIの会員(企業や法人)になるとJEMAI CLUBに参加できます。当然年会費がかかります。
会員になると専用ページから各種情報が入手できます。JEMAIのトップページの右上にいくつかの会員用のバナーが表示されたところがあります。

主に、公害防止管理者や環境法など情報が載っています。ですので、完全に国内の内容しか書かれていません。ただ、環境関連法改正動向や先読み環境法―法改正の動向―は役に立つでしょう。ほとんど事業所系の化学物質管理に関するものです。

化学物質管理は、どちらかと言えば海外の製品系法規制への対応

上に書いたオレンジ色の化学物質管理のサービス内容は、どちらかと言えば、海外に物を売る際の法規制対応になります。海外における事業所の対応(つまり現地の事業場)については、ほとんど対応できません。
これは、JEMAI全体に言えることで、海外の製造事業所に関る管理については、非常に弱いです。

一方、外国との取引にまつわる化学物質管理、例えば化学品だったら現地の代理人と組んで、欧州や中国などにおける登録などの手続きのサポートもやってますし、海外法規制に関するセミナーなども行われています。
また、社内の製品系の化学物質管理について、どうやればいいのか、もしくは自社のこの製品はどういう規制に対応しなければならないのかなどのコンサルなんかもやっています。

つまり、JEMAIに来れば、海外の事業所の化学物質管理やその国内法対応はできませんが、それ以外はほとんどサポート可能ということになります。

ついでに言うと、JEMAIは一般化学工業製品を扱う業界を範疇にしている(もともと経産省管轄下だった)ので、食品や薬機法に関わる対応もしていません。

CATCHERというサービスは超お得

化学物質管理のページの中にCATCHERというサービスが紹介されています。
CATCHERは、化学物質管理のための情報提供サービスなのですが、管理人が思うに超お得です。

まず、値段が安すぎ!年会費30,000円でこのサービスは異常です。

サービス内容は以下のようなものです。

1.【速報!!メール通知サービス】 
まず、これがすごいです。特にRoHSやREACHなどの対応に困っている人は、絶対おすすめです。海外(英語圏)と日本の製品化学に関する法規制に動きがある(草案が出る、官報が出る)と2-3営業日(最大でも1週間以内)に、日本語訳になってお手元に届きます。多分、日本で一番早いでしょう。それ以外の言語は、ある程度英語等で情報が出てからです。

どんな内容なのかは、化学物質管理のページにある法規制最新情報に項目と概要だけが書いてあります。この実際の内容と日本語訳がCATCHERで送られてくるわけです。

2.【お悩みメール相談】
これも、すごいです。製品の化学物質管理に関する一般的なお悩みや課題、法規制情報の確認に関するお問い合わせについてメールで答えてくれます。ただし、月1件という制限と一般的な質問の範囲という条件付きです。個社の個別製品や事情を考慮する必要がある場合は、当然普通のコンサルになるので有料です。

3.【管理体制の健康診断】
「貴社に訪問させていただき、エンドユーザー側の視点から化学物質管理体制をチェックします。体制チェックは無料ですが交通費は別途いただきます。」と書いてありますが、依頼は今までの所無いに等しいですね。

4.【各種割引】
「当センターが主催する化学物質管理セミナー、講師派遣、窓口相談、コンサルティングの料金に対し割引が適用されます。メニューによりますが概ね20%~30%の割引です。」と書いてあります。
これって、書かれているメニューを数回利用しただけで、元が取れてしまう、、。

管理人は、CATCHERの値段は、桁が間違っていると思っている

とまあ、CATCHERというサービスのご紹介(宣伝)をさせて頂きました。このサービス内容を見ると管理人は、いくら一般社団法人だからって、「値付けおかしくね?」と思ってしまうわけです。

値段が今の様に5桁ということは安すぎでしょう、6桁以上の価値は絶対あると思います(もちろん、業種業態には依存しますが)。

上のサービス内容を見て関係するなと思った方は、検討してみてください。
今回は、かなーり宣伝でした(^^;。

化学物質の規制情報のサイトの続きは、、、

化学物質の規制情報のサイトの続きは、ごめんなさい、しばらくありません。最悪、ずっとないかもしれないです。

というのも、日本語と英語以外のサイトは管理人は読むことができません。きっと、アジアの法規とか皆さん情報が欲しいのかなとも思うのですが、管理人の情報収集能力とまとめ能力では、1記事書くのにすごく時間がかかってしまいそうです。それよりも、労力対効果が大きい記事がまだある気がしています。