最近でも国内のあちこちでPFASの検出が続いています。もう止まらないという状況でしょう。
今回は、新たにPFASが検出された場所を見て行ってみましょう。最も、本当に新しいのかはわからない部分もありますが、今回は一応WEB上のニュースを基にしています。
ここで言うPFASは、以前の記事にも書いたようにPFOSとPFOAの合計値と考えられます。
沖縄県浦添市西洲
沖縄県浦添市西洲では、1リットルあたり170ナノグラムのPFASが検出されたとのことです。ここは、米軍のキャンプキンザー周辺にあたります。
宮崎県新富町
宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地内の2つの飲用井戸から、最大で国の暫定目標値の11倍の有機フッ素化合物PFASが検出されています。またその周辺の井戸においても国の暫定目標値を超えるPFASが検出されています。
石川県金沢市
石川県金沢市では、伏見川の上流の十貫川の深田橋で国の暫定指針値の8倍を超える値が検出されています。他にも伏見川などでも暫定指針値を超える値が観測されています。
愛知県名古屋市
名古屋市の中区栄3丁目周辺の井戸水の水質調査が行われ、調査11か所中 8か所で暫定目標値を超えるPFASが検出されています。
福岡県芦屋町
福岡県芦屋町の航空自衛隊芦屋基地の井戸からPFASが検出されたことにより、周辺の井戸7か所を調査した結果、5か所で暫定目標値を超えるPFASが検出されています。
もう、どこでもPFASか?
今年に入ってからだけでも、上で記載したように各地でPFASが検出されています。
この中で、いわゆる基地(米軍も自衛隊も)周辺では消火剤に含まれているので、それが訓練等で一度でも使用されたら多分周辺は汚染されるんでしょうね。
ですが、河川や市街地の井戸水からの検出については、原因究明が難しい場合もあるかもしれませんね。
岡山県吉備中央町で公費PFAS血液検査開始のニュースのように原因特定が容易な場合は良いのですが、必ずしもそうとは限らないでしょう。
ただ、PFASは過去にはいくつかの用途でかなり使用されてきた物質ですので、その分解性の悪さからどこででも検出されてもおかしくない気はします。来年度からは、規制されることになるのが確実な情勢なので、対策が必須になってくるでしょう。
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