今回から第2回目のアンケート結果で「化学物質の規制情報のサイトの解説」とともに多かった「 化学物質の情報入手に有用なサイトの解説 」について少しずつ書いていきたいと思います。
こちらは、「化学物質の規制情報のサイトの解説」より更新頻度はかなり少ないと思います。というのも管理人は、化学物質そのものの性質については、あまり詳しくなかったりするからです(^^;。
職場のあんぜんサイトに化学物質情報
化学物質の情報入手に有用なサイトの解説の第1回目は、「職場のあんぜんサイト」です。化学物質にあまりかかわらない人は、職場の安全というと通常労働中の交通事故や、重いものを持ってぎっくり腰になったり、転倒したりと物理的な事故を想像しがちですが、化学物質による事故や災害も数多く起きています。
下の図は、職場のあんぜんサイトのトップページですが、化学物質というタブが存在しますし、右のカラムには化学物質のタブのページには何が書かれているかまでリストされています。
職場のあんぜんサイトは、厚生労働省のページなので、労働安全衛生法に関わる化学物質情報が載っています。経済産業省や環境省が管轄している化学物質の情報が載っているわけではありません。
化学物質情報の更新情報には履歴が載っている
化学物質情報の更新情報をクリックすると更新履歴が見られるのですが、結構古い分から載ってます。そして、最新情報ではいくつの物質がそれに対応しているのかと、最終更新はいつなのかが載っています。例えば、一番最初に出てくる項目は、安衛法名称公表化学物質情報(68,466物質)なのですが、これの最終更新は、令和元年8月27日となっています。
GHS対応のモデルラベルやSDSに関しても情報がある
この 職場のあんぜんサイトの化学物質に関する情報は、結構いろいろ載っていて、GHSモデルSDS情報、GHS対応モデルラベル一覧表、強い変異原性が認められた化学物質など様々な情報が載っています。特に、GHSに対応しているSDSやラベルの例示は、化学物質を扱っている方には役に立つと思います(そのまま使っちゃだめよと書いてあります)。
GHSの解説や有害性・GHS関係用語解説もある
そういえば、当ブログでは今までGHSやSDSの解説をしたことはありませんでした。ここの化学物質に関する情報においては、GHSとは何ぞやから始まりいろいろと内容が解説してあります。
また、有害性・GHS関係用語解説には、あいうえお順に専門用語の解説がなされています。
当ブログでGHSやラベル、SDSの話をどこまで書くか迷うところですが、化学物質の情報に関していうとこの話は避けて通れない気がします。詳細は専門のサイトに任せて、最低限の情報とアクセス先を示したものを次回あたりに書こうと思います。
コメント
職場のあんぜんサイト, よく使っています.
労安法関係の取り組み(リスクアセスメント)などでも度々開くページです.
GHSに関する記事, 楽しみにしております.
りょうへい様、いつもコメントありがとうございます。職場のあんぜんサイトには化学物質のリスクアセスメントの方法なども書いてありますね。作業者の直接的な暴露に対するリスク軽減は重要だと思います。
GHS、管理人はあんまり得意じゃないんですよね(^^;。プロフェッショナルが近くにいるのですぐ頼っちゃいます。最低限の解説とリンク先は紹介するつもりです。