chemSHERPA V2R1.00.1を見ていこう(6)

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今回は、本来「chemSHERPA V2R1.00.1を見ていこう」の6回目になります。

今回は、前回、成分情報の入力が終わりましたので、その続きのSCIP情報の入力になります。

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SVHCが入っているとSCIP情報画面が立ち上がる

前回のchemSHERPA V2R1.00.0を見ていこう(5)でSwitchの成分情報の入力は終了しました。

図1 成分情報を終了した画面

エラーチェックの後、成分情報の確定ボタンを押します。

すると、基本情報画面で、SCIP情報にチェックを入れている場合でSVHCが含まれている場合は、SCIP情報画面が立ち上がります(図2)。

SCIP情報情報そのものについては、シリーズ化されている過去の記事をご覧ください。

図2 SCIP情報画面がいきなり立ち上がる

SCIP情報画面はいきなり立ち上がるため、結構びっくりします。

普通の成形品の場合(物質が放出したり、手で触ると危険だったりと特殊な場合は別です)は、右上にあるデフォルト値を設定と言うボタンを押しましょう。大部分の場合それで大丈夫なはずです。

そうすると、大部分の場合かなりの白いセル(入力が必要なセル)を埋めてくれます。

今回の場合は、Article Category以外はすべて埋まっています(図3)。

図3 デフォルト値を設定した

Article Categoryを探して入力する

Article Categoryには、この成形品が何かということが書かれなければなりませんが、それを決めているのは、欧州におけるHSコード、TARICコードと言われるものです。(以前の記事も参考にしてください。)

HSコードは国際貿易商品の名称および分類を世界的に統一するために決められたコードです。桁数は10桁あるのですが、上位6桁は世界で共通です。

ですので、日本の税関のHPにある輸出統計品目表のページから最新版の品目表のページに行きましょう。

今回の場合85類の表を見てスイッチを探します。スイッチと言う言葉は9か所あるのですが、マイクロスイッチは1か所しかなく、日本では8536.50100が割り当てられています。

しかし、欧州側では異なるかもしれません。そこで、Article Categoryの選択ボタンを押して、Article Category検索画面を立ち上げます(図4)。

図4 Article Category検索画面が立ち上がる

次にTARICコードに世界共通である6桁 853650を欄に入力します。部分一致で検索をかけるとTARICコードの候補が表示されます(図5)。今回の場合は、1個しかありませんでしたが、複数の候補がある場合ももちろんあります。

図5 HSコードを入れると検索できる

Article Category検索画面には、Article Categoryそのものによる検索フィールドがあるので、ここにswitchと入れて検索したくなるかもしれません。

ですが、それでは正しいTARICコードは候補として上がってきませんでした(図6)

図6 Article Categoryにswitchと入れて検索しても正しいTARICコードは得られない

それでも、この検索画面のおかげで、SCIP情報の入力はかなり楽になったと思います。

SCIP情報は、入力したら必ず更新する

選択のボタンを押すと、今回は、8536500000のTARICコードがArticle Categoryに入力されます(図7)。

図7 検索結果で選択を行いArticle Categoryを入力

SCIP情報画面は、何か変更した場合は、必ず更新ボタンを押してください。そうしないと結果が反映されません。

その後は、基本情報画面に戻って一時保存するのも良いでしょう。

次回は、遵法判断情報の入力になります

成分情報画面の入力がようやく終わりました。

次回は、遵法判断情報画面を行いますが、こちらはV2R1になってもほとんど変化はありません。なので、少しの説明になるでしょう。

更新は、未だゆっくりですのでご了承ください。

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