JIS Z 7201:2017とJAMPおよびJAMA/JAPIA 管理ガイドラインとの対比表(Ver.1.0)が公開

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2024年6月19日、chemSHERPA HPにJIS Z 7201:2017とJAMPおよびJAMA/JAPIA 管理ガイドラインとの対比表(Ver.1.0)が公開されました。

これらの3つの物は、ほとんど同じ趣旨で作られていますが、内容は異なります。

  • JIS Z 7201:2017 製品含有化学物質管理―原則及び指針
  • 製品含有化学物質管理ガイドライン第4.0版 通称JAMP管理ガイドライン
  • 自動車業界における「製品含有化学物質管理ガイドライン」、通称JAMA/JAPIA 管理ガイドライン

そこで、これらを項目ごとの対比表にしたものが発行されたわけです。

最もJISは、残りの二つのガイドラインに比べれば大枠というかエッセンスというか、まあどんな業界でも使えるものになっています。これだけは、日本規格協会から購入するしかありません。

だいぶ前に発表されたものですが、管理人もDLして内容を確認してみました。

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どんな形で対比されているのか?

この対比表は、対比表と言ってもExcelのような表形式になっているわけではなく、pdfファイルです。

図1対比表の一部(引用)

こんな感じで、JIS Z7201:2017、JAMP管理ガイドライン、JAMA/JAPIA 管理ガイドラインの項目が、順番に書いてあるだけです。

いわゆる目次に書かれる項目が項番に基づいて比較できるようになっているわけです。

3. 用語及び定義
4. 製品含有化学物質管理の原則
5. 製品含有化学物質管理の指針

あたりになるとこの三つの文書に置いて違いがあることがわかるようになっています。

例えば、JAMA/JAPIA 管理ガイドラインには化学品から成形品への変換工程の記述がないとか、項目の順番の詳細は、三つの文書で微妙に違うとか、JAMP管理ガイドラインには、附属書が沢山あるとかですね。

ですが、細かいことは、その文書を作ることになった目的や主旨によって微妙に違いますが、製品含有化学物質管理という大枠ではどれも同じことを言っています。

自社の供給者や顧客によってどれを使うか決めればよい

JIS Z 7201:2017 製品含有化学物質管理―原則及び指針は、まあ一番上位の文書とも言えますので、会社で1冊は買ったほうが良いとは思います。

JAMP管理ガイドラインとJAMA/JAPIA 管理ガイドラインのどちらを使うかということは、自分の会社の顧客(もしくは最終顧客)に自動車会社があるのであれば、JAMA/JAPIA 管理ガイドラインを使えばいいでしょうし、そういった顧客がいないのであればJAMP管理ガイドラインで問題ないと思います。

両文書ともガイドラインですので、それを見て自社の製品含有化学物質管理、もしくは供給者の化学物質管理の状態をチェックして、改善に役立てることが最も重要です。

それでもどうやっていいかわからない時は、JEMAI(産業環境管理協会)へ相談するのが良いでしょう(結局それかい!)。

えらく短い記事でした

対比表の中身が項目だけですので、どことどこが違うみたいなことを書いても何が何だかわかりません。実際にDLしてご覧ください。

というわけで、今回は非常に短い記事でした。

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