今回は、chemSHERPA-AIにおける遵法判断情報画面の見方(その2)です。その1では、横にスクロールして何が書いてあるか見てきましたが、遵法判断情報画面は、縦にも非常に長いです。従っていちいち情報を確認しようとすると大変です。そこでそれを解消するためにいくつかの機能が付いています。
これは、その1で示した遵法判断画面ですが、既に確定したデータであるにもかかわらず、データ変更の可能な列が1列とセルのチェックボックスが2個存在します。一つ目は、含有判定の中のYのみ表示というもので、もう一つは判定対象のONのみ表示というところとその下に当たる列全体です。
含有判定の中のYのみ表示にチェックを入れると遵法判断場合は、今回の例の場合、以下のように変化します。どのデータを使用しているのかはここを見てください。
たった4行になっています。これは、今回の製品に対して遵法判断を行った結果、合致するものが4つしかなかったと言うことになります。今回の場合は鉛/鉛化合物とフタル酸エステルのようですね。残りの遵法判断はNoと判断されたと言うことですから、製品の確認はこの状態で行うのでもかまわないと思います。もちろん、提出されたデータが正しいとしての話ですが。
いったんYのみ表示のチェックを外して縦に長い状態に戻した後、今度はONのみ表示にチェックを入れると以下のようになります。
この場合、鉛/鉛化合物とDEHPが対応する遵法判断条件がすべて示されています。鉛/鉛化合物には5つの遵法判断条件が存在しています。実際に、この中で遵法判断がY(つまり対応する)なるのは2つであり、残りの3つはNになっています。これは、報告用途と報告閾値の条件からYもしくはNに判断した結果です。
難しくてわかんないよーと言う人もいるかもしれませんが、周りのわかる人に聞くか管理人に質問してください。
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