先月下旬から今月にかけて、chemSHERPAの最新バージョンであるVer.2.07関連の文書が、JAMPより公表されています。
これらの文章の内容を見てVer.2.07の注意点を考えましょう。
公表された文書は以下の3点です。
- chemSHERPA-AI,CIのデータ作成事例サンプル_Ver.2.07.00用
- chemSHERPA-AI_CIクイックマニュアル(第4.1版)_Ver.2.07対応
- データ作成支援ツール_リリースノート集_ver.2.07.00~2.00.00
chemSHERPA-AI,CIのデータ作成事例サンプル_Ver.2.07.00用
このchemSHERPA-AI,CIのデータ作成事例サンプル_Ver.2.07.00用ですが、以前のchemSHERPA-AI,CIのデータ作成事例サンプル_Ver.2.06.00用とどこが違うんだろうと一通り見てみたのですが、管理人は、説明図上の違いは発見できませんでした。
誰か違いがあるのかどうかわかった方いたら教えて下さい。
もちろん、chemSHERPAのVer.が2.07になっているので、データは異なるわけですが少なくとも製品の説明図上何の変更もないなら「以前と変わらりません」と書いていてくれた方が親切だと思います。
これを見て練習する方もいるでしょうし、自らのデータの参考にする方もいるでしょう。
説明図上何の変化もないなら、今回のデータ作成事例サンプルのデータは、Ver.2.06のデータを単にVer.2.07で読んで遵法判断上の空欄にNを埋めて保存してしまえばVer.2.07のデータになってしまうからです。
chemSHERPA-AI_CIクイックマニュアル(第4.1版)_Ver.2.07対応
同じようなことは、このchemSHERPA-AI_CIクイックマニュアル(第4.1版)_Ver.2.07対応に対しても言えます。
多分、このクイックマニュアルもVer.2.06対応に対してほとんど変更点がないはずです(こちらは管理人、斜め読みですが)。
具体的に何が変わったのかな、ということをこれで調べたくなる人もいるかもしれません。ほとんど何も変わっていないなら、これを真剣に読むだけ工数の無駄です。
もちろん、Ver.2.07対応のクイックマニュアルを出して頂くのは一向に関わないのですが、出来れば、リリースノートのように、Ver.2.06対応からの差分を書いておいていただくと余計な工数を使わずに済む気がします。
データ作成支援ツール_リリースノート集_ver.2.07.00~2.00.00
今回紹介する文書では実際には、これが一番役に立つと思います。
Ver.2.06とVer2.07の違いは、chemSHERPA Ver.2.07に入っているリリースノートを見れば、判ります。
しかしながら、自社で得たデータの最新版が、Ver.2.05やそれ以前の物であったりすると、いちいち差分の確認をする必要が出てきます。
実際のところ、Ver.が上がるたびに全データを入手することはほとんど不可能でしょうし、全データをチェックして、常に最新版にして保持するのも多大な労力がかかります。Ver.2.07で加わったPFASなんかは、頭の痛いことこの上ない物質です。
何処にあるのかさえ分からない良くわからん状態なので、全部再調査か?とかいう思考になりやすい物質です。
まあ、PFASはさておき、新たに加わったり、変更された物質や機能に対して、確認する際に、このリリースノート集は大変役に立つものと思います。
可能であれば、コメントください
本記事は、chemSHERPAのVer.が上がった時、今まで作成していたVer.のデータを単に更新すればいいの?(QA1)にも関係する記事です。
もしよろしければ、こうやっているよとかいう話を差し支えない範囲でコメントしていただけると、サプライチェーンを考える上でも参考になるかもしれません。
よろしくお願いします。
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