REACH SVHC:追加分だけゆっくり解説(26)です。
今回は、第28次SVHCの六つ目、Isobutyl 4-hydroxybenzoateです。
第28次SVHC Isobutyl 4-hydroxybenzoateの基本情報
では、まず 基本情報を見てみましょう。
化学物質名:Isobutyl 4-hydroxybenzoate
和名:イソブチル=4-ヒドロキシベンゾアート(NITE CHRIPから)
別名:p-オキシ安息香酸イソブチル、イソブチルパラベン、4-ヒドロキシ安息香酸 イソブチル、Isobutylparaben、4-Hydroxybenzoic acid isobutyl ester
化学式:C11H14O3
構造式:
分子量:194.23
CAS RN:4247-02-3
EC No.: 224-208-8
融点:75-77 °C
常温では白色固体です。
Isobutyl 4-hydroxybenzoateの危険性は何か
ECHAのSubstance Infocardによれば、この物質は、企業がECHAに提出したCLP告示の分類では、深刻な眼障害を引き起こすとされています。
この物質がSVHCになった理由は、内分泌かく乱作用 (Article 57 f – 人の健康)です。
それ以外には、特に大きな危険性を示しているサイトは無いようです。
Isobutyl 4-hydroxybenzoateの使用用途はどこか
ECHAのSubstance Infocardによれば、この物質はREACH規則で登録されているが、現在、欧州経済領域での製造および/または欧州経済領域への輸入は行われていません。
この物質は、コーティング製品、充填剤、パテ、プラスター、モデリング粘土およびインクとトナーに使用されています。
その他にも他の物質を作る原料、中間体として使用されます。
NITEのCHRIPによれば、この物質は、化粧品・医薬・食品などの防カビ剤,保存料として使用されています。
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