ロシアのウクライナ侵攻の影響

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ロシアがウクライナ侵攻を実施してから既に1か月経ちました。

「いやいや、管理人何言ってんの?化学物質管理やその情報伝達のブログでしょ、ここは!」という声も聞こえてきそうです。

でも、考えてみてください。全く影響がないとは言えないのです。

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部品や材料が入らなくなって代替品を使っていませんか?

ロシアのウクライナ侵攻によって経済への影響は非常に大きなものがあります。エネルギー系の値上がりはもちろん、影響を受けるのはロシアからの漁業資源だけではありません。

ロシアは、かなり巨大な資源供給国なのでその影響は今後強く出てくると思われます。それ以外に、ロシアおよびウクライナにおける経済活動は、現時点では極端に低下しているはずです。

これらの影響を受け、特に海外からの調達に影響を受けている方もいると思います。

値段が上がるのはもちろんですが、入手困難になり部品や材料に代替品を使用することも増えるかもしれません。もしくは、調達先を変えるなどの対策が行われることもあるでしょう。

この時、その代替品の化学物質管理やその情報は確認しましたか?残念ながら、化学物質に関する規制はそのままです。

サプライチェーンの変化は確認していますか?

今までと同じメーカーから部品や材料を調達している場合でも注意は必要です。

なぜなら、上流側のサプライチェーンが変化している可能性もあるからです。特に材料変更やメーカ変更などの4M変更が行われている可能性が0ではないからです。

この際、サイレントチェンジを行われると、万が一規制されている物質が入っていても防ぎようがありません。調達先への確認は必要かもしれません。

急激な経済活動の変化は、化学物質管理のリスクも高める

今回の、ロシアのウクライナ侵攻は、急激な経済活動の変化や構造変化を伴い、資源の依存の地域や国の変化まで引き起こすでしょう。それによるリスクは急激に高まっていると思います。

それに伴って、化学物質管理に関するリスクもそれに付随して高まるということを担当している方は、考慮に入れるべきだと思います。

今回は、管理人の個人的な意見の記事でした。次回からは、また通常に戻ります。

コメント

  1. しょう より:

    管理人さま こんにちは いつもありがとうございます。
    ある川下メーカーより3/18付けで早速調査依頼が届いています。

    ●内容:ウクライナ・ロシア情勢下において部品調達に関しての
    影響をお知らせ下さい。直近の状況(1~2 か月)と
    中長期の状況(3 ヶ月以降)に分け、
    別紙の「影響調査シート」に記載頂きたくお願いいたします。
    御社につきまして影響が発生する可能性がある部品、事項に対し記載して下さい。

    ●影響が発生する素材、資源 : 弊社として特に影響が発生する懸念がある
     素材、部品としましては、他もあるかとは思いますが、
     下記①~⑨を注視しております。
    ①半導体 ②パラジウム(Pd) ③バナジウム(V) ④チタン(Ti) ⑤酸化チタン(TiO2)
    ⑥ケイ素(Si) ⑦ニッケル(Ni) ⑧アルミニウム(Al) ⑨鉄(Fe)

    ②~⑤の素材を使用している部品につきましては、弊社において化学物質管理
    システム(chemSHERPA)を用い、含有している部品を抽出しておりますので..省略

    私てきには「SHERPAを用い抽出」といっても任意報告物質がすべて記載あるかはちょっと不明なので、サプライヤーチェーンすべてに仕方なく連絡しました。

    面倒くさそうに返事をすぐしてくれたサプライヤーもいれば、
    この時とばかり、「多岐にわたるコスト上昇が部品価格へ反映されると見込む」
    と回答くれたサプライヤーもありますが、大半はまだ未回答です。

    川下メーカーも注意喚起を兼ねて調査依頼されたとは推察するし、
    回答に正解はないとは思いますが、とにかく大変です。。
    以上現場で今起こっていることです。

    • OFFICE KS より:

      しょう様、コメント、実際の状況の報告誠にありがとうございます。
      管理人です。
      こういう現場の情報は、本当に貴重です。実際に何が起こっているのか、またなぜそのようなことが起こるか、今後来るかもしれないからどう答えようなど
      考えるきっかけになるからです。
      本当にありがとうございます。

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