2022年2月17日、chemSHERPAのHPに「製品含有化学物質(CiP)管理体制構築でのリスクマネジメント(リーフレット)公開のお知らせ」が発表されました。
リンクをたどって行くとDLページに飛ぶことができます。必要事項を入力して使用規約に同意するにチェックを入れるとDLできます。
とはいえ、なんじゃこれはと思いながら、管理人もDLしてみましたのでご紹介します。
製品含有化学物質(CiP)管理体制構築でのリスクマネジメント(リーフレット)
この文書はリーフレットとあるように、多分もともとはPPTで作られた文書をpdf化したもののようです。全7ページです。
1ページ目には、「このリーフレットについて」、「なぜ化学物質の管理が必要なのか」、「こんな事発生していませんか?」という大項目が書かれています。
詳しくは、DLして読んでいただくことになりますが、
「このリーフレットについて」において、「このリーフレットが、サプライチェーンを構成する企業の皆様にとってCiP管理体制の構築に取り組む際の参考となれば幸いです。」と書かれていますので、これが目的と思います。
そして、「こんな事発生していませんか?」という項目は、
- CiP基準 法規制/業界基準/顧客要求
- 情報伝達
- 工程管理
- 変更管理
の項目に分けて書かれています。
次ページ以降5ページまでは、上の4項目のそれぞれに対するリスク要因とその低減策が書かれています。
CiP管理体制がないことがリスク
次の6ページ目の表題は、「無い事自体がリスク!CiP管理体制を構築しよう!」となっていて、
- 含有制限化学物質の混入を防止するには?
- CiP情報のタイムリーな提供とは
- 自社の管理体制を確認してみよう
- 供給者の管理体制を確認してみよう
という項目が書かれているのですが、PPTで書いたとは思えない細かい文字でいろいろと詰め込んで書いてあります。
1ページに書こうとすると無理があるんだよなあ。
そして最後の7ページ目には「管理ガイドライン関連の文書」のリストが載っています。
リスク要因とその低減策は役に立つかも
このリーフレットの中では、2-5ページに書かれている、各種プロセスに関わるリスク要因とその低減策は、役に立つかもしれません。
特に今まで考えてこなかった項目がある場合は役に立つでしょう。
例えば、「生産工程で選択、使用される副資材は管理できているのかな?」のような項目がリスク要因として書かれています。今まで、副資材の管理を考えたことがない人には有効でしょう。
ただ、結構抽象的に書かれている部分もあるので具体的にどうしたら良いのかわからないかもしれません。
管理人が担当しているJEMAIのセミナーでより詳しく理解できます
このリーフレットに書かれている内容は、はっきり言って管理人がJEMAIにおいて実施している化学物質管理・規制対応セミナーの
【基礎講座Ⅰ】製品中の化学物質を管理する基本的な考え方
ですべて学ぶことができますし、具体的な例もあるという意味ではより充実していると思います。
ということで、思いっきり宣伝しておきます(^^)。3月になれば、来年度のスケジュールが発表されます。FtFとWEBの両方の講座がございます。
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