SCIP databaseは、予定通り現地時間10月28日に公開されました。
現時点2020年10月30日で、ECHAのサイトのNewsの一番最初にあります。まあ、すぐに下のほうに行くでしょうが。
リンクをクリックすると記事全体が読めます。
発表されたニュースには何が書いてあるのか?
今回発表されたニュースには何が書いてあるのでしょうか?読んでいきたいと思います。
いつものお約束ですが、管理人がGoogle翻訳などの助けも借りてやっている訳ですので、間違っている可能性は十分あり得ます。正確には、原文を参照してくださいね。
製品に含まれる懸念のある化学物質の追跡 – SCIPデータベースが利用可能
ニュースのヘッダは、上に書かれているようなものです。
その下に、太文字で主文みたいなものがあります。
産業界は、ECHAのSCIPデータベースに成形品中の非常に懸念の高い物質に関する情報を提出できるようになりました。その目的は、製品のリサイクルをより安全にし、製品中の危険な化学物質に関する情報を改善することです。
以下は記事の文章です。
ヘルシンキ、2020年10月28日 – SCIPデータベースが本日より開始され、企業は成形品中の高懸念物質(SVHC)に関するデータを提出することができるようになった。廃棄物枠組指令では、2021年1月5日時点でのデータ提出が企業に義務付けられている。消費者や廃棄物事業者は2021年2月以降、データにアクセスして利用できるようになる。
消費者や廃棄物事業者がデータにアクセスできるのは2021年2月以降とありますので、それまでひたすらデータ入れてくれということなのかな。
ECHAのビョルン・ハンセン事務局長は、次のように述べています。「安全にリサイクルできるように、製品に含まれる有害化学物質についてもっと知る必要があります。これは、より良い循環型経済を実現するための鍵であり、EUのグリーンディールを機能させるために不可欠なものです。知識の増加は、労働者、市民、環境を保護し、消費者がより安全な選択をするのを助け、有害化学物質をより安全なものに置き換えることを産業界に奨励します。私たちは、産業界に対し、今すぐデータの提出を開始するよう呼びかけており、支援する準備ができています。」
このデータベースは、ステークホルダーと60名以上の専任ITユーザーグループとの緊密な連携のもとに開発されました。業界からのフィードバックに基づき、データベースには企業の作業を簡素化する仕組みが盛り込まれています。例えば、システム間の届出機能により、企業は自動化された方法で届出を行うことができます。また、既に提出されたデータを参照して通知を提出することができるように、企業間で連携することも可能です。
サポートについては、ECHAのウェブサイトに掲載されている資料を参照するか、ECHAのヘルプデスクにお問い合わせください。11月19日には、ツールや新機能のデモを含むSCIPに関するウェビナーが開催されます。
その下に詳細情報の項目が説明されています。
今回ニュースに書かれている内容は、今までも知られているような内容なので、実際にはSCIP databaseが利用可能になったということが重要です。
SCIP databaseのページも変更されている
SCIP databaseが公開されたので、当然なのですが、SCIP databaseのページも色々と変化しています。
IUCLID 6.5が利用可能になったとかCategories of materials in SCIPが発行されているとかあるようです。こちらは、実質的に作業をするために必要な部分があるはずなので、見ていかなければならない内容かもしれません。
今回の記事は、SCIP databaseが予定通り利用できるようになりましたということでした。内容の話は、SCIPゆっくり解説で続けていきます。
コメント