新たに始めるchemSHERPA関連のシリーズです
chemSHERPA Tipsのシリーズは、アンケート結果を受けて書くもの決めましたでお知らせしたように、新たに始めるものです。chemSHERPAによるデータ作成は、判る人にとってはあまりにも簡単であり、続けなくても良いという意見もそれなりに頂いたので、このような形にすることにしました。
Tipsですので、知ってる人にとっては「何だあれか」ということになってしまうと思いますが、「それ知らなかった!」というのが1個でもあれば業務の効率化につながると思います。
すごく単純なことも書いていきますのであきれないでくださいね。
過去記事に書いたchemSHERPAのTipsまとめ
ツールはサーバーに置くと動かない、スタンドアローンで使う
chemSHERPAデータ作成支援ツールであるchemSHERPA-AIおよびchemSHERPA-CIは、スタンドアローンで使うことが前提として作られており、サーバー上にツールを置いて起動しようとしても普通動きません(裏技はあるようですが)。
データを作成する人や承認する人は、面倒とは思いますが、素直に自分のPCに導入しましょう。
一方、作成したデータファイルは、サーバー上の共有フォルダーなどに置いておいても問題ありません。
chemSHERPA-CIとchemSHERPA-AIで作成されたデータはお互いに読み込むことはできない
これは、大変不便なことなのですが、chemSHERPA-CIとchemSHERPA-AIで作成されたデータはお互いに読み込むことはできません。
ファイルの拡張子が異なるため、chemSHERPA-CIをchemSHERPA-AIで読む、もしくはその逆は、できません。
特にchemSHERPA-CIのデータを一部もしくは全部用いてchemSHERPA-AIのデータを作成する人にとっては、書き写し作業になってしまう部分があり不便に感じると思います。
しかしながら、これはchemSHERPAの仕様です。
chemSHERPA-AIの遵法判断情報は電気電子系のものしかない
chemSHERPA Ver.2はIEC62474 Ed2.0/2018に準拠して作られていますが、IECというのは、International Electrotechnical Commissionという電気電子系の標準化団体のことです。
chemSHERPAの遵法判断情報のエリアは、現在IEC62474しかありません。従って、現時点でchemSHERPAで遵法判断するといえば、それはすなわち電気電子系のための情報であるということになります。
chemSHERPAで必須入力項目は*がついている
chemSHERPAデータ作成支援ツールにおいて、必須入力項目のセルには*のマークがついています。このマークに対応するセルには何らかの情報を入力しないと、エラーが表示されてデータを作成を終了することができません。
chemSHERPAデータ作成支援ツールの使用期限は1年間
chemSHERPAデータ作成支援ツールは、REACH規則のSVHCの追加に対応するため半年に1度必ずマイナーバージョンアップされます。最近ではSVHCの追加が1月と7月であることが多いので、ツールのマイナーバージョンアップは2月と8月に行われることが多いです。そして、その発行されたバージョンのツールの有効期限は1年間です。1年以上たつと、ツールは自動的に起動しなくなります。その際は、最新のバージョンをダウンロードして使用することになります。
本来、新しいバージョンで古いバージョンで作成したデータを読み込む際は、新しいバージョンで正しいかどうかチェックする必要があります。
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