変換工程 [化学品を成形品に変換する工程共通] (第3版)公開

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製品含有化学物質の管理および 情報伝達・開示に関するガイダンス 変換工程 [化学品を成形品に変換する工程共通] (第3版) が公開されました

見出しが長すぎる!
2020年1月15日に製品含有化学物質の管理および 情報伝達・開示に関するガイダンス 変換工程[化学品を成形品に変換する工程共通]が公開されました。上のリンクページの割と下の方にあります。無料ですがダウンロードするには、使用規約への同意と会社情報等を入力する必要があります。
本来、管理人この件を記事にするつもりはなかったのですが、以前の記事「ご意見、ご要望、アンケートよろしくお願いします」に、いろいろご質問等を頂いたやり取りの中で紹介した方がいいのかなと思うようになりました。
なので、内容は軽く目を通していたのですが、何せ45ページもあるので今も全部は丁寧には読んでいません(だったら解説するんじゃないという突込みは、やめてね)。

どこが初歩的じゃ

表紙の次のP.2に前書きとして本ガイダンスについてという項目があります。
最初に、本ガイダンスの作成者と発行の経緯という項目があり、なぜこのガイダンスが発行されたかが書かれています。P.3には、初版からの検討メンバーも書いてあります。このことは、何の問題もありません。
ですが、改訂履歴がどこにもありません。いや最後のページにあるのですが、いつ発行されたかだけが書いてあります。
これでは、全面改訂なのか、部分改訂なのかもわかりませんし、第2版からの継続性はどうなっているのかとかいろいろ突っ込みたくもなってしまいます。
次に、本ガイダンスの位置づけが書いてあるのですが、今後知見が増えたら更新しなければならないのはいいとして、本ガイダンスは初歩的な内容でありという文章があるのです。
いやいや、全然初歩的じゃないから。
少なくともこのガイダンスの内容を全部理解できるためには、理系大卒以上の知識と、社会人として直接製造はしなくても製造工程に関連する業務を3年以上、更にはchemSHERPAに関する基礎知識が必要だと管理人は思います。大体、管理人自身、表1-1.にある変換工程の例をすべて理解しているかと言えばはなはだ疑問です。
別に、全部を理解する必要がどれだけあるのかは、仕事によると思うので何とも言えませんし、ガイダンスなので必要なところだけ使えばよいと思います。
ただ、冒頭にこの内容が初歩的だと書くのは、使う人が委縮してしまうことになりかねないのでやめてほしかったなというのが管理人の感想です。

内容は、十分役に立つ

書いてある内容に関しては、実際にダウンロードして読んでほしいのですが、役に立つ内容がこれでもかと書かれています。なので必要なところはよく読んで使いましょう。一部、今まで事務だったとか営業だった方には難しいところもあるかもしれませんが、技術職の人にでも聞いて勉強しましょう。
付録が役に立つなというのが管理人の感想で、特に12.(付録-4)製品含有化学物質の管理と情報共有の基本的な考え方と11.(付録-3)原料の含有情報収集の実際は、一度目を通しておくと役に立つ方も多いと思います。

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